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B(坊主)BOY

丸坊主は楽である。洗顔時は特にその恩恵を感じる。前方からそのまま後へ
シャキンっと一気に移動。これでおしまい。もちろんトニックもムースも不要。
とはいえ、厳寒の時期はけっこうシンドかったりする。冬の払暁など頭が寒くて
目が覚めることさえある。だが、寒風吹きすさぶ中、シーブリーズを塗った顔で
向かい風の中を突き進むと、流線型の風洞実験を如実に体感できる。
「おおー♪ここからこう行って、こう来るかあっ☆」
風を感じる。しかもリアルに。かなりハードに。油断してると風邪を引く。
近頃ではいわゆる『B系』の少年たちがスキンヘッドをファッション化しているが、
本家本元はワシら坊主である。仏教僧侶とは、世間が多勢に流されて「YES」と
答えてしまうことに「ちょーっと待ったあ!」を掛ける立場だ。つまり、その意味で
仏教はHIP HOPであり、読経はメッセージであり、坊主はラッパーなのだ。
例外的に、東西本願寺の真宗教団は門主からして髪を伸ばし、これにつらなる
末寺の僧もたいがい有髪で、一般人より長かったりする。A(アキバ)系だな。

いずれにせよここ数日、むちゃくゃ寒い。空気が鋼鉄のように堅くなってる。
つーことで夏だ。寒さに対抗するためSUMMERの話をする。

坊主頭にとって、真夏は直射日光をダイレクトに浴びるから、むごい。
仏教の故国インドでは、「如何にして “涼” を取るか」が日々の暮らしの最優先
課題なのだが、このため修行の第一は、酷暑に耐えること、とされる。
実際、天竺の夏は、電子レンジで焼かれるが如し。思わずセルフで回転したく
なるくらいだ。むかし『悟空の大冒険』というTVアニメの最終回で、天竺へ辿り
着いた三蔵法師一行が凄まじい暑さにショックを受け、失望した孫悟空が、
「ただ暑いだけじゃないか!こんなとこが天竺か!」
と絶叫する場面があった。たぶん実在の玄奘も内心そう思ったのではないか。

そんなインドの夏。一日中、外をうろついていたワシは、頭の皮が日に焼けて
ベリっと剥けてしまったことがある。あれはちょっと感動的だった。
或る朝、洗面台に立った時、鏡に映った自分の頭に何やら白いものが見えた。
フケか?丸坊主で?それにしてもデカいな。指先で摘むと、剥けた頭皮の断片
であることが判明。ひゃはーっ、珍しいこっちゃ。そぉ~っと慎重に、出来るだけ
大きく取れるようにアーティストの感覚で剥いていく。・・・ぅわんだほぉ♪

ゲットしたマイ頭皮を明かりに透かして見ると、そこには、数知れぬ小さな穴が
開いていた。もちろん毛穴だが、あたかもキッチン・シンクのようであった。

坊主頭は、けっこう遊べるのである。

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コメント

坊主頭が羨ましいと思うときは、なんたって夏です!
よく、五厘刈りの野球少年なんかが、練習後に水道の蛇口の下でグワァ~って頭を洗ってますよね。むちゃ気持ち良さそうで、マジで羨ましいです。
しかし、私は自分が男でなくてよかったと思うのです。坊主頭でなくて本当によかったと。
なぜなら、私の頭には瘤みたいな角(つの)が生えてるんです。正確には骨腫と言うらしいですが、とにかく髪の毛のおかげで外からは全然わからないのが救い。
美容院で美容師さんが驚かないように前もって「瘤がありますが気にしないで」と言うのが面倒臭い。
お坊様はやっぱり頭の格好が気になりますよね。それさえクリアできれば、坊主頭はなかなか楽チンそう。防寒と避暑と怪我には注意してくださいね!

ワシの後頭部(頸椎とのつなぎ目あたり)には、奇妙な肉塊が突起しとります。ボブ・サップみたいに。これが頭頂部だったら「肉髻相」といって、仏陀の特徴なんだけどね。(←罰当たり)

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