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風邪の股三郎

小学生時代、盲腸手術で入院した同級生の見舞いへ行った時、病室の白壁に
非日常の空気と言い知れぬ冷たさを感じて以来、今日に至るまでワシにとって
病院とは「近寄ってはならぬ異境」である(無論ナース・コスプレを除く)。
ひとを見舞うこと自体が初めての経験だった当時のワシは、
「あ、これ、おみ、まいです」
緊張のあまり何をどう言ってよいか分からず、時代劇でお代官様にまいないの
カステイラを献上する悪徳商人の如く、持参した『少年マガジン』を捧げた。
あとで聞いたら、同級生は載っていたギャグ漫画を読んで笑ったために縫合が
ゆるみ、傷の治りが遅れてしまったらしい。子供の頃から罪深いワシだ。
「盲腸ってオナラが出たらOKなんだぜ」
クラスに必ずひとりはいる物知りを気取った級友の言葉に、
(ええ〜っ、もし傷口の縫い目からオナラが漏れたら、どどど、どーしよお)
今より少しは素直だったワシは、自責の念にかられたものだ。

大学生時代、講義を脱け出して、真冬のグラウンドで寝転がってたら、猛烈な
悪寒におそわれた。あったりめえだが風邪を引いてしまった。
学食へ行って友人に体の不調を訴えると、すぐさま彼らは尋常ならざる気配を
察し、保健室へ担ぎ込もうとしたが、授業をサボって冬の屋外でお昼寝、という
切ない事情を説明すると、テキトーに寝かせとけや、とばかり近所のアパートに
住んでる奴の部屋へ搬送した。
だが、深夜になってワシの容体が急に悪化し、うわごとを口にするようになると
さすがに心配してくれて、数人がかりで病院へ運んでくれた。解熱剤を打って
もらい、座薬の頓服と氷のうを渡されて、部屋へと戻った。

氷のうは頭と喉用、両腋用に、そして股間用があった。
コンビニなんか無かった時代だから、友人たちはあちこち駆け回って氷を調達
してくれた。さて問題は、座薬の投与と股間の氷のうをどうするか、だ。
いくらなんでもそれは恥ずかしいので、ワシは熱に浮かされた状態で便所まで
這って行き、朦朧とした意識のなか座薬をケツへ、氷のうを股間へと当てた。
そこで、記憶が中断した。

後日、学食はワシの話題で持ち切りだった。
下半身丸出しで便所の前にひっくり返り、股間に氷のうと陰のうをぶら下げて
うわごとに「オンナが欲しい」と口走っていた、というのである。迷惑料か。

以来、風邪にだけは気をつけるようにしていたが、ここ数日の凄まじい寒さで
ついにヤラレてしまった。明日は、大阪まで出向かなくちゃいけないのに!
・・・へっくし☆

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