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二十七年

三浦和義容疑者が逮捕。『ロス疑惑事件』そのものが風化した現在、寝耳に水と
驚いたのは他でもなく容疑者本人だろう。
前後の経緯を整理しておくと、まず1979年8月に三浦とハワイで挙式予定だった
婚約者の白石千鶴子さんが、同年3月を最後に消息を絶っていた。
五年後ロス市警は、アジア系身元不明女性死体の中から歯科X線調査の結果、
白石さんの遺体を発見する。三浦容疑者は彼女の失踪直後、個人口座から金を
引き落としていた。それについて、
「白石千鶴子さんにはお金を渡してました。その後、彼女からキャッシュ・カードと
暗証番号を書いたエア・メールが僕宛てに届きました」
だから、自分のお金を返して貰うためにおろしたのだ、と言った。
果たして世の中に、これほど都合よく物事が運ぶことなどあるのだろうか。

81年11月、ロサンゼルスで一美さん銃撃事件が起きた。
結果的にこの事件は日本の法廷では無罪となったが、ロス事件の約三ヶ月前に
三浦が内縁関係にあった元女優に命じて一美さんを殴打させた事件では、実刑
判決となった。単純な感想として、戦争中でもないかぎり、特定の人物の周囲で
こんなにまで殺人や暴力沙汰が連発するものだろうか。

三浦和義容疑者を徹底マークした人物に、ジミー佐古田氏がいた。
ジミー氏が抱いた疑念は四点。
1.事件直後、現場で複数人に目撃された白いバンの存在を三浦容疑者だけが
否定したこと
2.強盗に奪われたはずの一美さんのポシェットが、三浦容疑者のバッグに中身
ごとそっくり入っていたこと
3.三浦容疑者の証言が度々変わること。嘘発見器の使用を拒否したこと。
4.一美さんをモデルにポスターの撮影中銃撃されたというが、写真には三浦が
写っており、一美さんにカメラを持たせて注意を反らした可能性があること。

ジミー佐古田氏は1935年生まれの日系三世。
日米開戦の翌年、大統領命令により在米日系人は強制収容所へ入れられた。
氏も子供時代のほとんどを、収容所内で過ごす。氏は父君から、在外邦人として
恥じないよう、「日本精神」や「武士道」を厳しく教え込まれた。
戦後は、敗戦民族に対する差別や偏見と戦い、ロス市警の敏腕刑事となった。

ジミー佐古田氏は日本民族の誇りを賭けて、三浦容疑者を “黒” と睨んだのだ。

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