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狂祖は生きている

ここ二週に渡り、『週刊新潮』誌上に麻原彰晃(松本智津夫)の四女が書いたと
される手記が掲載された。地下鉄サリン事件当時、まだ幼くてなにも理解できな
かった彼女が、いま改めて現実に向き合い、実の娘から見た『殺人教祖の父』と
オウム真理教の闇を暴き出している。とはいえ書かれた内容については既報の
事どもが多く、新たな知られざる真実!というほどではない。
接見に訪れた娘達の前で父:麻原がおのれの男根をつかみだし、自慰を始めた
くだりはさすがに呆れたが(あいつならやりかねない)とワシは思った。
麻原は、すべて自覚して、狂気を演じている。日弁連や精神科医がどう言おうが
似たような業界にいるワシには、ピン☆とくるのである。
オウム教学が標榜していた『タントラ(密教)』では、ありとあらゆる人間の欲望を
向上的エネルギーに転化可能と考え、煩悩を、否定や抑制や懺悔の対象でなく
悟りへの原動力として肯定する。だがそれは高次の哲学的解釈に裏打ちされた
もので、単純な “なんでもあり” とはまったく違うことは、言うまでもない。
麻原はこういった思想経緯を意図的に端折って、毒ガスを撒こうが、実娘の前で
センズリかこうが、すべてを「神の戯れ」に擬しているのである。

よって、精神障害などを理由に麻原彰晃の死刑執行を延期することは、まったく
無意味なのである。“人権” を担ぎ出すつもりなら、
「私は未来際にマイトレーヤ(弥勒仏)として転生する魂だ」
かつて『朝生』でライバル宗教:幸福の科学と討論した時に麻原が言った言葉を
尊重し、信教の自由を擁護して、さっさと転生しやすくしてやればよいのだ。

さて、いま敢えて、当時オウムの煽りを受けて正気を失った既成仏教の僧侶が
いたことにも言及しておこう。
赤子の手を捻るがごとくオウム信者に論破された青年僧侶は少なくなかった。
血統世襲で寺院を継いだだけの「おぼーちゃまくん」には、無理からぬことでは
あったろうが、彼らはその後ちゃんと “お勉強” したのだろうか。
また、オウムへの破防法適用が云々されたとき、単なる条件反射の反権力で、
「人権侵害だ!政教分離を定めた憲法違反だ!」
と適用阻止を叫んでいた東西本願寺の有志僧侶の皆さん、お元気ですか?

本質的に、信仰は狂気である。
要は、その狂気が社会にもたらす影響を責任もって引き取れるかどうか、だ。
かかる法的かつ道義的範囲に於いて、自由主義国家では「信教の自由」を保証
するのである。言うのも恥ずかしいことだが、自由は、天賦の権ではない。

首都のど真ん中でテロをやられて、その首謀者を税金で生き延びさせてる国が
“テロとの戦い” を言うなんざ、ちゃんちゃらおかしいぜ。

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