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WiPの日

今宵、日ペン主催のシンポを拝聴してきた。とはいえペン習字の美子ちゃんと
デートしたわけではない。恐れ多くも、かの有名な日本ペンクラブである。
『なぜこの国を伝えたいのか-ビルマ報道とジャーナリストの眼-』
と題した権威あるシンポジウムに、なぜワシみたいに場違いなチンピラ坊主が
参加したかといえば、畏友にして兄とも仰ぐ写真家の山本宗補氏からお誘いを
受けたからである。いささか緊張と戸惑いを感じつつ、雨が降る中を千代田区
内幸町にある日本プレスセンタービルへ出掛けた。
「WiPの日」
国際ペンクラブが1980年に始めた「Writers in Prison」の日。言論表現活動に
よって逮捕投獄され、さまざまな圧迫を加えられ、自由を奪われている作家や
ジャーナリストの人権問題を提起するアクション・デイ。
この日のパネリストは江川紹子さんや綿井健陽さん、それに山本さんとじつに
錚々たる顔ぶれ。こりゃうっかり咳もできません。
ナマで見る江川さんは小柄で可愛い。メガネっ子萌え~♪な学級委員系だ。

映像ジャーナリスト長井健司氏がミャンマー軍兵士に至近距離から射殺された
事件は、初めて日本のお茶の間レベルにあの国の凄惨な現状を伝えた。
山本宗補氏は二十年前からミャンマー問題を独自に取材してこられ、山岳少数
民族:カレン族の村で生活されたこともある。
現代のアジアにおいて仏教が如何に現実の社会問題と関わっているか、という
取材テーマから、インド仏教復興運動の現場で、ワシは山本さんと出会った。
ミャンマー問題への目を開かせてくれたのは山本さんだ。
それはワシにとって紛れもなく「仏教の問題」だった。日本の各宗派が、教団の
独善思考に立ってあらかじめ侮蔑の色眼鏡越しに見ていた「小乗仏教」の僧が、
命を賭して「大乗」以上の大乗菩薩道を実践していたのである。

1988年、軍事クーデタによる現ミャンマー政権を、国際社会で一番最初に認証
した国家は他でもない、自由と平和を標榜する日本だ。
一説には、昭和天皇『大喪ノ礼』来賓の頭数を揃えるため、とも言われる。
長井氏を撃ち殺した弾丸は、間接的に、日本国民の税金で賄われていたのだ。

現在、ミャンマーではあらゆる言論・表現に対して、検閲が行なわれている。
小説や映画など、まったくのフィクションも例外ではない。
また長井氏射殺事件後は、ネットのアクセスにも監視の目が光っている。

情報とは、知識とは、横並びになったとき、腐る。

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