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数珠と銃

中国では、真っ赤な嘘も堂々と言えば恥にならないらしい。
「チベット寺院から百数十丁の銃と爆薬が発見された」
一党独裁の共産主義国家で公安に気づかれることなく多数の
武器を集めることが出来たなら、その国はすでに “死に体” と
いうことだ。濡れ衣を着せたつもりが、かえってデタラメを証明
する結果となった。毎度おなじみマンネリ芝居、人民解放軍が
こっそり寺へ運び込んだのは明白である。
そもそも、数珠とお経の本ぐらいしか持ったことない坊さんが、
簡単に銃を扱えるわけがない。仮に、前もって演習していれば
銃声でとっくにバレてるはずである。

そんな中、ダライ・ラマ法王が九日夜、成田に寄港される。
渡米のトランジットのためだそうだ。
合衆国では政府要人に会う予定はない、とのことだが、今この
タイミングで「なにも起きない」とは、考えにくい。大統領選挙に
絡めて、どこぞの陣営が接近を試みて来ても不思議はない。

さて日本の国内では、まだいたのかよ?と言いたくなるような
呆れた声を耳にすることがある。
『ラマ教』
とりわけ公正中立を気取った “高みの見物” 的意見を述べる
輩が、なんのためらいもなく、この呼称を用いている。
これは18世紀前半にチベットを訪れたキリスト教の修道士が、
仏教についての基礎知識も異文化に対する敬意もないままに
チベット仏教徒が「ラマ(師僧)」を崇める姿を見て、とりあえず
呼んだものだ。英訳すればLamaismとなり、仏教をBuddhismと
いうように、キリスト教以外を「ism」でくくる発想に基づく。

例えて云うならば、真言宗をKobodaishismと呼ぶようなもので、
英語圏の人間には仏教とは別の宗教に聞こえてしまう。
わが国では、欧米コンプレックスも手伝ってこの偏見に満ちた
蔑称が一時流布したが、今では良識ある人は使わない。

異なる宗教文化に対する敬意と尊重の心こそ、『9.11』以後の
人類に課せられた務めである。

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仏教・宗教全般」カテゴリの記事

コメント

なるほどー!ラマ教と言うのは漠然と仏教から派生したなんか別の原始的な宗教…というようなイメージを持っていたような気がして恥じ入るばかりです。
そういう私はShinranismの門徒だったりします。
チベットについては、これから数ヶ月は出来るだけ誰かに言い続けて、世の中が忘れないようにして行かないといけませんね。オリンピックが終ったら、どんな残虐な報復が行われるかと思うと、気が気ではありません。

本題から少し話がそれますが・・・
オリンピックの砲丸を作り続けている中小企業が日本にあります。
数々の記録を塗り替えてきた、いかなる国もまねのできない職人技。この企業が大きな決断をしました。
北京のオリンピックのために作らない-
ただこれだけと思うかもしれないが、中小企業の抱えている現状を考えると大いなる決断だと思う。
チベットの騒動前から、中国の恥さらし的な行動、フェアプレーなど無縁の態度をみて決めたそうである。しかしながら今ではその行動は正しかったと胸を撫で下ろしているとのこと。
中国大好きな政府の連中が、蚊のなくような声でなにかいうより余程説得力がある。
日本にはまだこういう人たちがいる。

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