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共和国幻想

70年代ロック少年の、しょっぱくて、こっ恥ずかしい話をば。
ギター小僧らにとって『神様』だったリッチー・ブラックモア氏
(Deep Purple、Rainbowの天才ギタリスト。HR・HM系で彼の
影響を受けてない者はいないほどの超カリスマ) が、とある
写真で、肩から掛けたギターのストラップが捻じれて
るのを
見た日本のロック少年は、それを最新の流行と思い込み、
「おっと、いけねえ。ハードロックはこれじゃなきゃ」
と、ちゃんとしてるのをわざわざ直し、捻じって掛けていた。
言うまでもなくカリスマご本人は、チューニングが狂ったため
曲の間に急いでギターを交換したせいでストラップが捻じれ、
そこをたまたま撮られたに過ぎないものなのだが、
絶対的に
崇拝する少年たちには、神々しく見えたのだ。
そして、バカバカしい迷信でも同じ神話を共有しない者は、
「あいつダメ。ぜんぜんわかってねえよ」

話は変わる。
近所にいつも長い行列が出来るラーメン屋がある。
そのうち試してみようと思いながら、なかなか店が空いている
チャンスに出会えなかった(行列する気はさらさらない)。
先日たまたま機会に恵まれて、勇躍、カウンターに陣取った。
専門店、ということでメニューはラーメンの大中小のみ。
味は、いわゆる横浜『家(いえ)系』だ。
「麺の茹で具合やスープの濃さはどうしますか?」
初めてだから、おまかせで。
数分後、目の前に置かれたのは、豚骨醤油に極太麺。
ハシとレンゲの二刀流で、いざ決戦・・・。なに?
この太い麺をこんなに硬く茹でたら、飲み込めねえぞフツー。
スープは味に塩角が立ち、こなれていない。たぶん、野菜から

煮出した汁をほとんど使ってないのだろう。かなり不味い。
店内を見渡せば、家族連れの客も多い。子供にこんなものを
喰わせたら、硬い麺が喉に詰まって窒息するぞ、マジで。
「ごちそうさまぁッ☆美味しかったですよ♪」
家族の母親が店員に言う。ファミリーみんなニコニコ笑顔。

そうなのだ。行列が出来てる以上、否定してはいけないのだ。
神話を共有しない者は、反逆者なのだ。
捻じれストラップも毒々ラーメンも、人民解放軍だったのだ。

世の中あちこち、共和国でいっぱいです。

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コメント

さすが和尚様だなー!
「神話を共有しないものは反逆者なり。」ズバリ!そのとおりでしょう!まずいものをまずいと言って何が悪い!
うちの近所の小学校、もともとフツーの学校だったのに、数年前にいきなり柱も壁も取っ払って床はカーペット敷き。なんだかアメリカンスクールもどきで、市の肝いりのモデル校なんとやらだそうだ。
しかし、壁がないから暖房効率は悪いし隣の声や音が煩わしく、肝心の自分とこの授業は聞こえにくい。黒板ではなくホワイトボードなのでマーカーペンのコストは嵩むしゴミも増える。壁が少ないから地震が来たらどうしようと心配する子供の声もあった。
しかし、この大胆な改装は地域の「神話」となっているから、私のように異論を吐くものはねじ伏せられる。
中には噂を聞きつけて越境通学を熱望する保護者もいる。なんちゃってアメリカンスクール万歳ってか(笑)
肝心の学力は「概ね平均値を上回っている」と鼻息荒いが、なんのことはない、経済状況の恵まれたお受験志向の高い土地柄、塾や習い事に熱心な家庭が多いだけのことだ。
ハコモノを市の財政で大枚投じて作り替え、各施設や行事の呼び名をカタカナに変え、子供をカーペットの床に座らせ外人先生を呼んできて、毎年教育マニフェストごっこに興じさせ、それが革新的という「神話」がまかり通っている。

>HIROMI様
破壊を「革新」と言い換えるのがサヨクの左翼たる由縁ですが、冷戦崩壊後、社会に居場所がなくなった彼らの逃げ込んだ先が、学校教育の場なんですよね。もう好き勝手にぶっ壊して遊んでるとしか思えない。教室から壁をなくしたのはサヨクお得意の「ボーダーレス主義」なんだろうけど、『ベルリンの壁』がなくなって一番困ったのは他でもない、自分たちのくせにね。

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