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Words Of Truth

護国寺本堂で一般の若者達と共に四川震災特別供養を
勤めながら、不覚にも思い出が胸をよぎった。
インド各地のチベット亡命キャンプで出会った青年僧侶の
底抜けな明るさ、悪戯っぽい笑顔、時折見せる哀しみ。
(自分は彼らとの友情に応えきれているのだろうか)
ワシのすぐ隣では『FREE TIBET!』Tシャツを来た若者が
慣れぬ様子で一生懸命、勤行についてくる。
護国寺が用意してくれた片仮名版チベット語般若心経の
コピーは、部分対訳も付いた素晴しいものだった。
(これでも浄土真宗と日蓮宗はイヤな顔するんだよな)
おのれが身を置く業界ながら、つくづくその狭隘な了見に
情けなくなる。いい加減に目を覚ましたらどうか。

チベット仏教徒は、日常勤行でダライ・ラマ法王の書いた
仏教詩を読誦する。その詩は1960年9月29日、亡命先の
インド北西部ダラムサラにて書かれたものだ。
なんとそこでは驚くべきことに、残虐非道な侵略者である
中国共産党に仏陀の慈悲が注がれることを祈っている。
全文をご紹介したいところだが、チベット仏教徒にとっては
聖典に等しい法語なので、敬意をもって抜粋とする。

『デンツィン・モンラム (Words of truth)』
「やむことのない苦しみに苛まれ、終わりが無いかのような
激しい否定を受け、完全に圧倒された小さな命たち。
とりわけ、敬虔な雪国の人々が、さまざまな手段で暗闇の
中に残酷な大群によって無慈悲に生を奪われています。
どうか仏陀よ、菩薩よ、その御弟子様方よ。慈悲のお力で
流血と涙をせきとめて下さい。
妄想的な邪悪により血迷った容赦ない人々もまた、慈悲の

対象です。彼らが智慧の眼を得て、なすべきこととなさざる
べきことの見分けがつきますよう、そして友情と愛の栄光の
中にとどまることが出来ますよう、お祈りします」

チベット人の毎日は(亡命先のインド人も同様に)信仰とは
切っても切れない暮らしである。
生活の一部に宗教、ではなく、宗教の中に生活がある。

いわゆる「反中主義」だけではない “なにか” にも、思いを
致すべきではないかとワシは思うのだ。

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コメント

素晴らしいお言葉ですね。
最近 わたくし自身の問題で非常に悩む事があり
時には、人に酷い事を言ってしまったり 
その事にまた自分が、落ち込むというような有様なので、心に刺さる想いですsweat02
地震で、自分の住んでた街が 平地にされ 帰る場所すら 失ってしまう方々もいるようですね

遺体もそのまま 埋められるという事なんでしょうか・・。  
とても、私には 考えられない状況で 悲しいです。

>うた。様
被災者の御遺体については、想像したくもないことですが、結局そのまま埋められてしまうと思われます。量の問題で火葬や埋葬が追いつかない、ということもありますが、中共は国の方針として「唯物論」ですから、御遺体は「モノ」として扱われる可能性が高いですね。聞く所によると、すでにジャッキー・チェンのプロデュースで今回の四川大震災を描いた映画の企画が持ち上がっているとか。そんなことしてる場合か?と、呆れました。

またまた失礼します。
ジャッキーの件 私も読みました。
小さい頃 大好きだったジャッキーですが
今回 オリンピックの件から 言動を見ていて
ガッカリしちゃいました。 彼も立場上 個人の思いだけでは どうにもならない事は あるかもしれないですが まだ復興のメドすら たってないのに
何言ってるんだろう?と 私も呆れました。

>うた。様
そうなんですよねえ。確かジャッキーは聖火ランナーを勤めた時、世界各地で起きている聖火への抗議行動について、
「僕が走る時に妨害した者は、カンフーの恐ろしさを思い知ることだろう」
みたいなことを言ったんですよ。冗談半分であったにせよ、チベット虐殺を思えばあまりにも不謹慎。でもそれも立場、上仕方なかったのかも知れませんね。わが国の萩本欽一氏も、聖火リレー終了後に、
「なにも欽ちゃんの時に(妨害を)やらなくたっていーじゃない?」
と配慮に欠ける発言をしてましたしね。

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