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哀しき異教徒

今日発売の『週刊文春』に、四川省成都で連行される人々の
写真が載っている。余震が続くなか、チベット族、というだけで
公安当局は取り締まっているのだ。

大震災報道で吹き飛ばされたが、敢えて今、ほんの三カ月前
まで中国共産党が繰り広げていた、ダライ・ラマ法王に対する
下劣極まる悪口雑言を振り返ってみようと思う。
「ダライが大嘘つきで、とんでもない破戒僧ということは中国人
なら誰でも知っていることだ」
「愚かなことに西側はダライの夜の顔を知らないのだ。本当の
顔を。チベットの女たちがどんな目に遭っているのかを」
これらは実際、中共がおおやけに配信していた中傷である。
ワシのところにも、留学生と称する輩から似た内容のメールが
送付されて来た。こんなもので “挑発できる” と思われたのは
わが不徳の致すところだが、純朴な支那青年ならいざ知らず、
これを真に受けるほど日本人は馬鹿ではない。わはは。

世界を閉口させたあの「ダライは悪魔だ」に応え、法王猊下が
頭の上に指で角を作って、私が悪魔に見えますか?と冗談で
切り返したのは、日本国内での記者会見。
ワシは勝手な想像ながら、そのことに歴史的な符合を感じた。

六十年以上前、日本の法王=天皇も、悪魔と呼ばれた。
敗戦の翌21年正月、昭和天皇の『人間宣言』が発せられた。
それは、占領軍による日本人洗脳計画が具体的に開始された
第一歩であり、その政治的背景については今日の歴史家から
数多くの問題点が指摘されている。
「朕は爾(なんじ)ら国民と共にあり。常に利害を同じうし休戚を
分かたんと欲す。朕と爾ら国民との間の紐帯は、終始、相互の
信頼と敬愛とに依りて結ばれ、単なる神話と伝説とに依りて生
ぜるものにあらず。天皇を以て現御神(あきつかみ)とし、かつ
日本国民を以て他の民族に優越せる民族にして、延べて世界
を支配すべき運命を有すとの、架空なる観念に基づくもの
にも
あらず」
改めて一読してみて、これはあきらかに日本国民へ向けたもの
ではなく、占領軍側の言い掛かり的な誤解に対する反論だった
ことが分かる。キリスト教連合でもあった米英の目から見れば、
当時の日本は、天皇という “邪神” を崇めて唯一神に反抗する
野蛮な異教徒集団であった。

中共がダライ・ラマ法王を罵る時の口調を思い出さないか?

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コメント

世界人類から 見たら 中国共産党が 邪悪なカルト集団にしか見えないんですけどね・・。

チベットや東トルキスタンでは 今尚とても厳しい状況に遭ってる様ですね。
そんな中、福田総理が 北京五輪の開会式に出席する事が明らかになったという記事を見ましたが
あちらで 食中毒にでもなれば 少しは後悔してくれるでしょうかね。

ワールドチベットデーに、札幌でデモが行われる予定なのですが、調整して参加したいと思ってます (○´Д)b

>うた様。
今年の7月6日は日曜日に当たりますし、北京五輪開会式の約一カ月前になりますので、全国的な「FREE TIBET!」の声を期待したいですね。
デモ参加必携アイテム:雪山獅子旗(ネットから画像取り込み可能)、メッセージ、のど飴、カロリーメイト、飲料水、エア・サロンパス、あ~んど気合い、etc。

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