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呪われた血

先日、病院で検査のため採血をされた時、過去の忌まわしい
記憶が脳裏によみがえった。呪われた血の惨劇が・・・。
じつはワシ、『献血を断られる男』なのである。どうだ怖いか?
くっくっく。ぐえへへへ。うひゃひゃひゃひゃ~!
さ、呼ぶがいい、血も涙もない外道坊主と。非情な冷血漢と。
逆ドラキュラ男爵と。うんにゃ、歩くマラリア銀行とッ。

そう。あれは運転免許更新の時だった。
無事故無違反のワシは、すんなりと新しい免許証を手にした。
こうやって大過なく来れたのも仏陀のおかげ、ここは世間様に
恩返しをせねば、と運転試験場に隣接する献血センターへ。
えーとあのー、すんません。
「あ、献血してくださる方ですか?では、そちらの用紙にご記入
ください。お呼びしますので少々お待ちくださいね」
うは、ナースだ。しかもピンクだ。思わずワシの血がたぎる。
「お名前は、電脳さん。血液型は、あ、ABですね♪」
そうとも。輸血に貴重なABだ。いつでも不足してる、と云われる
ありがたいABを惜しげもなく差し上げちゃおうというわけだよ。
若い美人の看護婦さん。そんな気前のいい渋くてせくすぃ~な
ワシに、恋しちゃダメだぜ。チッチッチ☆
「体格から拝見して、よろしければ400ccお願い出来ますか?」
400といわず1リットル、いやビールケース一箱分でもOKさ。
「過去一年間の渡航先は、イ、インド、ですか?」
いえす。愛の記念碑、タージ・マハルで有名な、あのインドさ。
「最後に行かれてから一年経っておられますよね?」
チッチッチ☆ここ十六年間、半年に一度かよい続けているのさ。
そう、まだ君が、初恋のほろ苦さを知る前からね。ふっふっふ。
「あちらでは都市部や観光地だけ、ですよね」
な、お嬢さん。インディ・ジョーンズを生命保険に勧誘するような
夢の
ない話はやめようぜ。もちろん僻地、ずっと奥地さ。
「誠に申し訳ございませんが厚生労働省の指導もございまして
政府が伝染病に注意するよう呼びかけてる地域を訪れた方に
つきましては、一年以上は献血をご辞退願っております」
え?えええ?
「そちらの自販機は無料になっておりますのでお好きなお飲み
物をお選びになってください。ありがとうございました♪」
どいたまして。って、そおゆうもんかあ?

夏の夕暮れ、腕にとまった蚊を、いとおしく見つめる坊主ひとり。
涼やかに風鈴の音が流れ、小さな命に森羅万象を思う。

・・・(ちくっ) バシッ!
このワシの血を吸うなんざ百億年早いンじゃあぁぁぁぁ~ッ!!

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コメント

なろほど~。確かに、ひ弱な現代日本人には無理かもしれないですね。戦時中は、大砲かついで野を越え山を越えて歩いたはずですが…。まあ、僕も無理かも…。

>凡夫様
ちなみにマラリア菌ってのは潜伏期間が異様に長くて、いわば「人間の血液の中で冬眠する」みたいなところがあって、例えば大東亜戦争中に南方でマラリア蚊に刺されたおじいさんが、最近になって発症することもあるそうです。・・・こわ。

和尚ヤケになっちゃあ駄目ですよ(笑)

たとえ献血できなくとも、女好きでも、和尚は立派に人の役に立っているんですから(多分)←

ちなみに私は血管細すぎて、血を抜く時必ず看護士さんがあたふたします(笑)で、大概婦長さんがやる事になります。貧血ではないのですが、抜かれるとやはりクラクラするので献血もあまり協力できません。ので本当役立たずです( ̄▽ ̄;)

しかしマラリア怖いですな。和尚、頑張るのは素晴らしい事ですが、無理はしないで下さいね。

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