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自由の敵

中国雲南省昆明市でバス連続爆破テロが起きた。五輪直前の
この時期、中共政府の警戒の目が北京に一極集中した間隙を
狙ったとも思える。しかし、雲南省では、数年前から農民による
経済格差を背景とした暴動が多発しており、また最近は貴州省
少女暴行殺人事件の隠蔽など、地方当局の腐敗堕落に対する
人民の怒りが到る処で騒乱を起こしている。
敢えて穿った見方をするなら、五輪成功を最優先とする中共が
治安強化のため、工作員を使って住民を扇動した自作自演の
可能性もまったく無いとは言い切れない。
実際に、三月の『ラサ蜂起』以降、旧チベット領各地で発生した
デモの過激な場面には、明らかに工作員と見られる人物の姿
(民族衣装の着付けが左右逆だったり)が映像で確認出来る。

中共にとって五輪の目的は、体制維持。
常識的に考えれば、一党独裁の反自由主義国が、世界中から
人々がやって来るオリンピックを開催すること自体、いうなれば
自滅行為である。だが、はるか大昔から中原に覇を競ってきた
彼らは、そう考えない。 圧倒的なちからを見せつければ仇敵も
なびいて来る、嘘も百回つけば本当になる、と。
大会のマスコット・キャラが、多民族国家を象徴するとおぼしき
不気味な生物軍団(?)なのも、イメージ戦略のつもりだろう。
ワシに言わせりゃあんなモン、日本の自治体の「ゆるキャラ」を
パクッただけの、個性もセンスもないゴミである。
とりわけ気味が悪いのは、目だ。黒丸だけで描かれ、無表情。
「目は口ほどにものを言う」
日本の諺を引くまでもなく、あれは、自由にものが云えない人民
そのものである。 それが間抜けなゴレンジャーみたいにポーズ
とっているのを見ると、「強制労働」という言葉が思い浮ぶ。

じつはワシ、雲南省昆明と縁がないわけではない。
数年前、インドのブッダガヤで昆明芸術大学から来た中国人の
教授と出会った。齢八十を過ぎた白髯の老教授は、仏教美術が
専門で、大きなスケッチブックをかかえ木陰に佇んでいた。
戦時中に日本人から教え込まれた日本語を、今でも流暢に話す
老教授は、水墨画から飛び出した仙人のようであった。
「日本の兵隊さんには確かに怖い人もいた。でも、宗教や芸術を
禁止したりしなかった。 そこが毛沢東との違いね。大きな声では
言えませんが。 あ、インドで日本語なら、分からないね(笑)」
そして、静かに言った。
「平和と同じくらい大事なこと、それは『
自由』ですよ」

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コメント

ゆるキャラで好きなのはやっぱり「リラックマ」だなー、あと「キイロイトリ」もね。ローカルなのだと「ひこにゃん」。こいつらも黒丸だけで描かれた目だが、何故か表情豊かでかわいいのだ。北京オリンピックのキャラが不気味なのは、やっぱり海賊版の国だけあって、「オリジナリティー」を理解し消化できていないで「独善」とはき違えられている点と、偽善と嘘に満ちた腹黒さが滲んでいるからだね。主観かも知れないけれど、韓国や中国のいわゆる隣国には本当にかわいいキャラクターっていないよね。ぜーんぶ日本や諸外国のパクリ。恥ずかしいのう。

>HIROMI様
なんたってわが日本は「Japanimation」の国、キャラ・デザインでは世界一の技術と実績を持つ国ですからね。日本製キャラの目が、黒丸だけでも表情豊かなのは、デフォルメ技術とイマジネーション、そして形に命を吹き込む精神文化のちからだと思います。北京五輪開会式ではテレビ中継にあの「間抜けなゴレンジャーもどき」が登場し、それを見て日本の仕込みタレントあたりがヤラセ丸出しで、
「きゃあ~♪チョーかわい~ぃ、やっぱ中国のパワーって、スッゴイですね~☆」
とかはしゃぐんでしょうね。・・・チベット問題は完全に忘れて。

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