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BC級戦犯の遺書

いまオリンピックに沸く中国で、かつて世界平和と日中友好を
祈念しつつ無実の罪で処刑された日本人がいた。
日本刀で中国人を百人斬ったとかいう、戦意高揚のヨタ記事、
いわゆる『百人斬り』を理由に、南京虐殺実行犯として死刑に
処された向井大尉と野田少佐の名誉を回復せねばならない。
チャンバラ映画じゃあるまいし、日本刀で百人も斬れるわけが
ない。 相当の達人でも、ひとり斬れば血糊と皮下脂肪で切れ
味がなくなり、突いても三、四人が限度だ。 もし骨に当たれば
一度の使用で刃こぼれしてしまう。
にも関わらず、向井・野田両氏は、死刑に甘んじたのである。

敗戦後、BC級の戦争犯罪者として死刑に処された日本兵は
1061名にものぼる。
その中には報復と見せしめのための冤罪も少なくなかった。
また数えきれない日本兵が、敗戦後、正式裁判にかけられる
こともなく、リンチと虐待で命を奪われた。
だが、その罪科で処罰を受けた戦勝国民は、いない。

今日から敗戦記念日まで毎日一通ずつ、BC級戦犯の遺書を
掲載する。(適宜現代表記に変えた)

***************************************************

このたび、中国法廷各位、弁護士、国防部の各位、蒋首席の
方々を煩わしましたことにつき、厚く御礼申し上げます。
ただ俘虜非戦闘員の虐殺、南京虐殺事件の罪名は、絶対に
お受けできません。お断り致します。
死を賜りましたことについては、天なりと観じ命なりとあきらめ、
日本男児の最後のいかなるものであるかをお見せ致します。

今後は、我々を最後として、我々の生命をもって残余の戦犯
嫌疑者の公正なる裁判に代えられんことをお願い致します。
宣伝や政治的意味をもって死刑を判決したり、面目をもって
感情的に判決したり、あるいは抗戦八年の恨みを晴らさんが
ため、一方的裁判をしたりされないよう祈願致します。
我々は死刑を執行されて雨花台に散りましても、貴国を怨む
ものではありません。
我々の死が中国と日本の楔となり、両国の提携となり、東洋
平和の人柱となり、ひいては世界平和が到来することを喜ぶ
ものであります。
なにとぞ我々の死を犬死、徒死(あだじに)たらしめないよう、
これだけを祈願致します。

   中国万歳
   日本万歳
   天皇陛下万歳
                             野田毅
               (昭和二十三年一月二十八日。死刑)

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 初めまして。
 昼休みなどにほぼ毎日携帯から楽しく読ませていただいております。

 ・・・初コメントからクレームで(ほんとに)失礼します。

 日本刀についてです。

 南京大虐殺の話が出ると、対のように日本刀が2、3人を殺すのが限界と言う話がよく出てきますが、個人的に「この話」でその出来事を否定する事については納得がいかずにいます。

 日本刀は良い鉄作りから仕上げまで(ミスが有れば全てがパァになる行程も有るため、職人はまさに「真剣」に作業して)3ヶ月位かかります。
 刀の刃には焼き入れの際に圧縮応力がかかっていて(他にも有りますが)岩を斬りつけても刃こぼれしません。(今もドリルの刃の強化などに使われている技術です)

 既に銃撃戦がメインになっていた時代に軍人が持っていた軍刀は形だけの鋳造の量産品(ナマクラ)であったとは思いますが、刃こぼれして刃が全部無くなったとしても、鋭角の角が付いた鉄の棒です。

 2、3人しか殺せないなんて・・・
 (逆に、ソレが無かった事の説得力を引き下げます)

 刀はマツカサさんが見逃してくれたため、「折り紙付き」なら美術品扱いで銃刀法違反にはならず、今でも作られています。
 (並の品でも値段は車が買える程)
 特に海外のナイフマニアに人気が高く、日本人より刀に詳しい人もいます。(日本の鍛冶屋で修行したナイフ職人とかでは、作るのはもちろん、綺麗に巻き藁を次々斬れる腕前の人がいたりします)

 しかし、私も百人斬りが有った可能性は低いと思っています。
 少なくとも銃を持った兵士相手には無理
 (撃たれても「ダメージ」で済むゲームのキャラクターじゃ有るまいし)
 民間人相手には倫理的に無理
 (GHQに骨抜きにされる前の世代ならば、命令でも恥ずべき事をやり通せる様な子には育てられてないはずだし・・・死んだ家のじいさんを見た限りでは)

>段ボール野郎(住んでません)様
こちらこそはじめまして。
おっしゃりたいことは、あくまで日本刀の強度と耐久性について、と理解させていただきます。残暑厳しき折、何卒御自愛くださいませ。

遺書…4つとも読ませて頂きました。

…泣きそうです(TДT;)というか既に目が潤んでおります。

国の為に、家族の為に散った方々の死を無駄にしてはなりません。でも今の日本政府は腑抜けです。このままでは彼らの死を無駄にしてしまいそうです。

それだけは…絶対に防がなくては。

>蒼天様
まさに、そこなんです!大事なのは。供養というのは忘れないこと、心に刻むこと、そして出来得る範囲で遺志を引き継ぐことなんです。現代日本のオモテ社会では、祖国と家族を守るために散った英霊の存在すら封印される傾向がありますし、ましてや敗戦後に一方的な報復裁判で処刑された先人たちことは、まったく省みられません。ネトウヨ、ネトサヨが頭の中でいじくり回す「お遊び」ではなく、かつてそこに生身の人間が存在し、痛い痒いを感じ、甘い辛いを味わい、泣き笑いをした事実に思いを馳せること。この心は、忘れたくないですね。

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