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2008年9月

幽閉?

幽閉?
ナグプールに着いたら暴動だった。すわ加勢に馳せ参じ…と腕まくりしたら、佐々井師から止められた。仏教が直前してる問題の重大さを改めて思い知った。つくづく、平和で信教の自由が保障された日本の有り難みを感じ、また、そんな有り難い国の恩恵を最大限に享受しながら、チンケな宗派根性に凝り固まった日本仏教界に悲嘆の念を禁じ得なかった。暴動による行動規制の幽閉暮らし、第一日目。徒然なるまま南天に沈む落日を撮影。ああ、暇だ。

天竺へ

テレビの芸能ニュースを見てたら昔懐かしいインド人の
演歌歌手、チャダが再デビューするとか。
ジェロの人気に触発されてのことだというが、たしかに
“初の外国有色人種演歌歌手” は、チャダである。
十年ほど前ワシは南インドのチェンナイで友人を介して
一度だけ会ったことがあるが、そのときに比べると少々
ダイエットした様子だ。とはいえかなりの巨漢である。
トレードマークの髭も、実際には白髪が目立っていたが
黒く染めたようだ。いずれにせよ、ヒットを祈りたい。
(新曲 『踊るマハ・チャダ』)

そんな彼の故郷インドへ、9月28日からワシは行く。
目的地は、現代仏教の中心地:ナグプール。
サンスクリット発音「ナーガ(龍)プーラ(都城)」と称する
この町こそ、今から五十二年前、不可触民階級出身の
インド国憲法起草者にして初代法務大臣アンベードカル
博士が、衰えて久しかったインド仏教の復興を宣言した
人類史に刻すべき場所である。
またここは、その地名が示すとおり、大乗仏教の創始者
ナーガールジュナ(龍樹)が活動の拠点とした所であり、
ナグプールとはナーガールジュナプーラ、龍樹の法城を
意味している。
この地に根を下ろし四十有余年、だだ一度も祖国に戻る
ことなく、仏教復興に命を賭して来た日本人がいる。
佐々井秀嶺(ささいしゅうれい)
ワシはこの七十過ぎたじいさんに、心底惚れてしまった。
弱きを助け強きを挫く、義理人情・浪花節、語る前に走る
佐々井師は、ワシにとって仏門の大先輩であると同時に

父にも等しい存在であり、肉親の情すら感じている。

今回ワシは、アンベードカル博士の仏教復興宣言を記念
した例年行事に参加し、改宗式のお手伝いをする。
改宗式、とはヒンドゥー教徒が圧倒的多数を占めるインド
社会にあって、神の名において人間としての尊厳を踏み
にじられた不可触民階級の人々が、 彼ら自身の決意で
ヒンドゥー教から仏教へ改宗する『復活再生』の儀式だ。
開催期間中、佐々井師はろくに食事も摂らず彼らのため
朝から晩まで「戒」を授け、祝福を送りつづける。
非力ながらワシも、せめてその万分の一でもお手伝いを
させていただくつもりだ。(気絶するほど腹は減るが)

それでは、行って参ります。
ケータイの充電と通信環境が許せば、ナグプール市から
この『てやんDay!』を更新、レスしたいと思っています。
帰国は二週間後になる予定です。 南無。(-人-)

平成彼岸哀話

麻生新首相が知らないわが国の現実をお教えしよう。

秋分の日、お彼岸のお中日の朝、檀家参りへ出掛けようと
したワシの目に、異様な光景が飛び込んで来た。
本堂の向拝(ごはい。正面階段)のところに、 大きな包みが
置かれている。なななんだ?怪訝な思いで近寄って見る。
それは、カーテン生地にくるまれて、四角いシルエットをした
物体であった。まままさか、殺人事件の箱入り死体?
万が一、刑事性が発生する場合も考え、念のため110番へ
通報。まもなく近所の派出所から、お巡さん到着。
「おはようございます、どうなさいました?」
見ての通りですよ。不法投棄か、あるいは過激カルト教団が
時限爆弾を仕掛けたか。
「うーん、和尚が相手なら、ありえなくもないですねえ」

お巡りさん、そっと包みに手をかける。
「いちおう用心ですから、後ろへ下がっててください」
若いながら頼もしい警察官。ワシが女だったら惚れるかも。
「黒くて大きな箱が、入っているようですね」
えぇぇ~。やっぱ事件絡みだったりするのかな、ヤダなー。
「下の方には引き出しがありますよ、中身は・・・」
貞子とか出て来んじゃねえの。
「あ、円筒形をして先に紐が付いた物が入ってます!」
こっえー、ダイナマイトかよおぉぉ!

「・・・いや、これなんですけど」
お巡りさんが取り出したのは、一本のロウソクだった。

カーテンで包まれた物体は、棄てられた仏壇であった。
お彼岸の中日に、寺の前へ仏壇を棄てる、かあ。よっぽどの
事情があったんだろうけど、なんか哀れだよなあ。
「おや、紙が挟まってますね」
油紙の茶封筒だった。陽に透かしてみると、千円札に便箋。
“引っ越しに持って行けません。これで供養して下さい”
もちろん嘘だろう。夜逃げかも知れない。

かつての日本人は、たとえどんなに貧しくとも、神棚や仏壇は
守り通して来た。これが今の日本の現実なんだよ、総理殿。

朝早くからご苦労さまでした。
バイクにまたがったお巡りさんは、急に何か思いついたように
振り向いて言った。
「あのう、本官にバチ当たったりとか、しないですよね?」

・・・くっくっく。 意味深に笑って答えない意地悪なワシでした。

黒い焼きそば

子殺しのニュースに触れても「まさか」ではなく「またか」と
感じるようになったのは、ワシだけだろうか。
人間、であることは断じて “当たり前ではない” のに。

さて昨今、その著しい経済発展や独特な計算術で日本の
メディアが取り上げることも増えたインドでは、今もカースト
制度による階級差別が根強い。
そんな社会の暗部に対して、真っ向から、しかも平和的に
異を唱えているのが、現代インド仏教である。
そして彼ら仏教徒の指導者は、日本人僧:佐々井秀嶺師。
このことをもっとわが国の研究者やマスコミは報じるべきだ
と思うのだが、両国の政治的理由もあり、抑えられている。

ヒンドゥー教では、ヒトと見做されない不可触民が関わった
食材を、人間階級の者が口にすることは原則的にない。
自分達を犬猫以下に扱うヒンドゥー教を離れ、仏教に改宗
したのが、現代のインド仏教徒たちである。
だからワシは多少衛生が気になっても必ず彼らと同じ水を
飲み、同じ物を食べるよう自分に課している。
「偽善」と言わば言え。ワシは義理人情浪花節の男だ。

ある日、仏教徒家庭へ食事に招かれた。
ちゃんとした床があり(貧しい家はたいがい土間だ)、白黒
テレビも映ってる。電気は近所の電柱からパクッてるが。
「和尚は焼きそば、好きですよね?」
Chowmien(チョウミン。炒麺)はインドでも人気の食べ物で、
ソースを使わない中華風の、白い焼きそばがポピュラー。
おお☆大好物なんだよ、すまんなあ♪
すると台所から懐かしい香りが・・・。ソースの匂いだッ!
「こないだ佐々井上人を訪ねてきた日本人旅行者が置いて

行ったのをもらったんです。 いまオフクロが作ってますから、
ちょっと待っててくださいね」
生唾ごっくん。正直、連日のカレー攻撃に、まいっていた。
「お口にあえば良いのですが」
やがてお母さんが皿に盛った “それ” を運んで来てくれた。
・・・え? 真っ黒? イカすみスパゲッティー???

そうなのだ。お母さんが日本製焼きそばソースの裏に書いて
ある日本語の説明なんて、読めるはずもない。
だからお母さんは、丸ごと一本使いきってしまったのだ。
ががが、がらい。じょ、じょっばい。地雷源に踏み込んだ感じ。
「美味しいでしょ和尚。オフクロは料理自慢なんだ」

ワシは意地で完食した。うう、義理人情はヘヴィーだぜ。

破綻時代

大統領選を前に政権維持を目論んだ共和党が、戦争で
離反した国民の人気を取り戻すためばらまいた飴玉が、
例の『サブプライム・ローン』。
低所得者を対象に好条件で融資する、という弱者救済を
旗印にした夢のような政策ではあったが、借り逃げ者が
続出して破綻。てか、ふつう踏み倒すだろ。
はて?最近どっかで聞いた話だな。戦争の不評をカネで
誤魔化す。あ、日本のカルト政党が言う、定額減税だ。
一度は連立与党としてテロ特措法の延長に賛成しながら
平和主義のウソを教団信者から批判され、コロッと変心。
ばつが悪いので減税、と。おーい、破綻すんぞ日本も。

てなこと考えながら法事に出掛けた時のこと。
踏み切りで通過電車を待っていると、 歳の頃なら三十路
前後、化粧っ気ないわりには自尊心オーラを放射しまくる
主婦風の人物から、声を掛けられた。
「◇×△□※#$%ですが」
電車の音でかき消され、最初の部分が聞き取れなかった。
するとその自尊心、何かのチラシを手渡そうとする。
「崇○真○です、これをどうぞ」
いわゆる “手かざし” 系の新興宗教であった。

ワシは、一瞬にしてブチ切れた。
『9.11』の後、イスラム過激派が跳梁跋扈する真っ只中の
カシミール地方へ潜入し、 宗教テロを身近に体験してきた
このワシが、一体何が悲しくてチンケな新興宗教の勧誘員
なんぞからナンパされにゃいかんのだ!
我が両肩からみるみる殺気が立ち昇っていくことを感じる。

アンタな、この格好を見て、分からんのかッ!?
法衣をまとった坊主頭。べつにコスプレ趣味ではない。
だが自尊心は、きっぱりこう答えた。
「ええ。でも、かまわないと思いますよ、こういうの」

・・・破綻してる。神経がサブプライム・ローンだ。
おいこら、手かざしがそんなに良けりゃあ、飛行機に乗って
アフガンの上空からかざしまくって、戦争を止めろや。
なんならテロや宗教暴動の現場へ連れてったろかゴルァ!

そう言い掛けたが、通行人の目があるのでやめた。
おかげで、お経の前に血圧が上がってしまったワシでした。

マダム13

外交問題は『ゴルゴ13』で勉強した、と憚りもなく公言する
自称まんがヲタクの麻生は、総理大臣になったらそれこそ
スナイパーを使ってでも、拉致を解決してくれるはずだ。
これが媚朝だったら、デューク東郷の銃口が次に狙うのは
誰か、愛読者なら分からぬわけがない。
金正日の健康状態に関し様々な憶測や風聞が駆け巡って
いるが、とりあえず韓国筋の情報を信用してみるか。
小泉訪朝の際には既に死亡していた、 というトンデモ系の
説もあるが、なるほど最初の日朝会談と2度目の時とでは
将軍様の顔つきが違い過ぎたように思う。
人民を餓死させながらの「美食三昧」で、脳の毛細血管に
テポドンがびゅんびゅん☆飛び交っているのだろう。
酒池肉林と主体思想(チュチェササン)。まぁ、語呂が似て
いなくもないが。

檀家で読経を終え、お茶を頂いてる時のこと。
チューリップ柄のエプロン姿も初々しい若奥さんが云った。
「あたし、キムって死んでると思う」
見た目に似合わぬハード・ボイルドな御言葉に、驚くワシ。
「あの人のファッションて、なんか嘘臭いですよね」
たしかにね。側近は誰も言えねえもんな、ダッセエ!とかさ。
太鼓腹のくせしてジャケットのファスナーをぴっちり閉めてる
から、なんか、巣鴨とげ抜き地蔵のおばちゃん、みたいだし。
あれで豹柄のスパッツとか穿いたら、もう完璧だよな。
「例の巨大な眼鏡と、左右刈り上げテッペン盛り上げの髪形
だって、すっごくワザとらしいと思うんですよね」
他にはサンドウィッチマンの伊達ぐらいしかいねえもんなあ。
「つまり、影武者を作りやすくするためだと思うんです」

ううむ。若奥さんの炯眼に、思わず感服したワシ。
彼女が云うに、奇抜なヘア・スタイルとやたらでけえメガネは
金正日を『記号化』するためではないのか、と。
例えば遠距離からの狙撃を企てる暗殺者が標的を識別する
には、対象が持つ固有の特徴がその鍵となる。
超高性能スコープを使ったとしても、 正確迅速が要求される
暗殺においては、やはり確定要素が求められるわけだ。
小太りの東洋のおっさんを、あの髪形にして眼鏡をかけさせ、
ファスナーをぴっちり閉めさせれば、将軍様一丁上がり。
それを見抜いた若奥さん、ゴルゴ13ならぬ、マダム13だ。

自民党総裁選候補者の諸君、国民はちゃんと見ているよ!

テロと日本

昨13日夕、インドの首都ニューデリーで同時多発的な
爆弾テロが発生した。 凶行は約30分に五回、現時点
で確認された死者は23名、110名が重軽傷を負った。
Indian Mujahedeen(インドイスラム聖戦士団)を名乗る
テロリストグループが犯行声明を発表、現地メディアに
送りつけたメールは以下の模様。
“Eye for an eye, the dust will never settle down.
Our intense, accurate and successive attacks like
the one you will see exactly five minutes from now,
Inshallah, will continue to punish you even before
your earlier wounds have healed.”
ここで彼らが「目には目を」と言っているのは、2002年に
インド西南部グジャラート州で起きた暴動の際、イスラム
教徒が犠牲になったことを指すと思われる。

しかし、つい先週、それまではIAEA判断のもと、インドの
核開発を牽制して来たアメリカが掌を返してこれを容認、
協力することを決め、核関連の禁輸を解いた。
南アジアの軍事大国インドが本格的に核武装するという
ことは、隣国パキスタンをはじめ、中東イスラム教社会に
とって由々しき事態である。
また、インド国内には 『宿痾』とも呼ぶべきヒンドゥー教と
イスラム教の対立があり、回教勢力の中にはアルカイダ
とつながりを持つ者たちもいる。
そんな中、イスラム過激派にとって不倶戴天の敵である
アメリカがインドとの核協力を推進するのだ。
今回のテロの直接的引き金になったかどうかは別として、
タイミングを考えると、共時性を思わざる得ない。
ちなみに日本は、世界唯一の被爆国であるにも関わらず

毎度のことながら米国追従で、核輸出解禁に賛成した。

ワシは今月28日からインドへ行く。

(photo by 『Hindustan Times』 クリックすると拡大します)

Delhibomb01 Delhibomb02

ごりやく日本

うーん。この人たちはいったいなにを争ってるんだろーか?
ヘの字口とオバQ顔、その他モロモロ、よくわからん。
「君 死にたもう ことなかれ」
そう歌った御方の孫は、新テロ特措法をどうするのか。
米国主導によるインドへの核輸出解禁に日本も賛成した。
発展著しい経済力に色目を使ったわけだが、新たな火種と
なる可能性もある。洋上の給油活動が危険に晒される。
ワシは今月末から訪印するが、インド仏教会は核武装には
断固反対なので、抗議デモに参加するかも知れない。
日本の政界といえば、最大野党は敵方の失策を待っている
だけで、真剣に政権を奪取する気があるように思えない。
代表を談合で決めるなんざ、生徒会以下である。
仮に、総選挙で政権交代を実現しても、わが国は民主主義
国家でありながらファッショの党首を総理の椅子に座らせる
ことになる。

争点は「経済政策」とか。
てめえらでズタズタにしといてナニ言ってんだかねー。
教育問題は一体どうなった? 経済さえ良くなればすべてが
うまくいく、というカン違いはバブルで学習したはずだろう。
それでもまだあの頃は戦前の日本を知ってる世代が社会に
いたから、ギリギリで歯止めが利いていた。
だがそれすら崩壊した今日、なんのための政策なのか。
経済とは、教育(ひとづくり)と車の両輪を成してこそ、初めて
力となり得るものだ。

「定額減税」
野党はこれを “バラマキ” と批判する。まちがってはないが、
ハッキリと言えばいいのだ、『御利益宗教』、と。
数年前 “地域振興券” なる珍奇なクーポン券を発行させた

カルト政党が、今回の定額減税を言いだした。
税金が安くなるのは大歓迎だが、お題目を唱えれば病気が
治る、と信じていっとき気持ちが癒されても、医者へ行くのを
やめたら、それこそ神も仏もない。
定額減税は低所得者の負担を軽減するそうな。 それよりも
まず低所得にあえぐカルト信者には、教団への献金、という
無駄な支出を控えてはいかが?と申し上げたい。
現世利益(げんぜりやく)と減税利益。ダジャレにもならん。

年間三万人もの自殺者を出す国で、カネさえちらつかせれば
なんとかなる、とはあまりにも人間を愚弄してないか。

つまんねー話

民主、を名のる最大野党が党内選挙という民主的手続きを
経ることなく代表を決めたが、あまり話題にならなかった。
残念ながら国民の関心は、マスコミがあおる与党総裁選と、
力士の麻薬事件に「吸引」された感がある。つまんねー。
現在、連立政権を弄ぶカルト政党は最大野党にも隠然たる
影響力を持ち、どっちへ転んでもカルトの教祖が損をしない
ように地下へ根を張っている。
今年始め、与党が『新テロ特措法案』を提出した時、政権に
固執したカルト政党はそれに賛同。教祖の意を仰ぐことなく
決定するなど絶対ありえない組織構造だから、 その時点で
教祖は、反戦平和よりも政治権力を優先したことになる。
ところが一部の教団信者から、
「いつも言ってることと違う!戦争に協力するのか!」
と思わぬ反発(あくまでも党に対して。教祖は神聖不可侵)を
受け、慌てて180度転回した。で、総理の辞任、と。
いやはやなんとも、馬鹿馬鹿しくなるほどカルトに支配された
日本の政治であることよ。つまんねー。

ヤダヤダ。ちょっと気分転換しましょ。
大麻騒動で久々に盛り上がった相撲についてウンチクをば。
相撲。その起源は神話時代まで遡るといわれる。
むかし昔、神さまのあいだで「キング・オブ・スポーツ」は何か、
どの格闘技が一番強いかを決める『天下一武闘会』みたいな
競技会があった。数々の死闘が繰り広げられ、見事に優勝を
果たしたのは相撲の神さま、
野見宿禰(のみのすくね)。
相撲が「相互に撲る」と書くところから、おそらく太古の相撲は
今日のような組技中心よりも、むしろ打撃系格闘技であったと
推測される。その意味で、張り手は原型に近い、といえよう。
(「すまう=素舞う」を語源とする説もある)

農耕民族のわれら祖先が五穀豊穣を祈願した神事、相撲。
神社を飾る注連縄を、人間が腰に巻く(横綱)、すなわちヒトが
カミになる、それが日本人の宗教観なのである。
相撲の国際化というが、力士個人の心掛けに尽きるとはいえ、
果たしてこの宗教観を外国人が理解出来るだろうか。

ちなみに、決勝戦で野見宿禰に惜しくも敗れた神さまの名は、
当麻蹴速(たいまのけはや)。
リング・ネームから想像するに、キックが得意だったようだ。

当麻も大麻も敗れ去る、と。・・・うう、つまんねー。

大麻で退魔?

北朝鮮が、もともと停止などしてはいなかった寧辺の核施設を
再びおおやけに稼働させ、十月を期限にしていた日本人拉致
事件の再調査までも白紙に戻す、と啖呵を切った。
アメリカによる「テロ支援国家指定」の解除が延期されたことと、
わが国の新内閣がどのような対北姿勢を取るかの様子見だと
云うわけだが、 是非は一旦措いて、日本の政治家も北朝鮮の
外交技術を少しぐらい見習って欲しいもんだわ。
思想や文化が違う異民族と渡り合うのに、性善説は自殺行為
である。約束は破り方を考えてからするものだ。

アメリカのテロ支援国家指定云々も、じつにいい加減だ。
「核が無くても、拉致やテロは出来る」
あまりにも単純過ぎるからなのか、日本の学者や評論家達は
なぜかこれを言わない。拉致事件は北朝鮮が核開発を始める
ずっと以前から起こされていたのだし、『9.11』は核を使用せず
世界をひっくり返した。
そもそも「テロ支援」というが、 ユダヤ・キリスト教社会にとって
不倶戴天の敵であるイスラム教徒を支援するな、と云っている
だけではないか。 例えば現に、恐怖が支配しているチベットや
ビルマの問題にアメリカが素っ気ないのは、「仏教だから」では
ないのか。地下資源の有無ではない。中東に石油がある如く、
チベットはレアメタル、ビルマは天然ガスの宝庫だ。
パレスチナの抵抗運動がテロで、イスラエルによる大量殺戮が
“防衛” とされる理由はなんなのか。
無論、北朝鮮という狂犬国家が核を持つことは、NO!だが。

拉致事件再調査とは笑止。誘拐犯の分際で、何様のつもりだ。
卑劣な人さらいに、
「えーえー。そのうちまた、さらったかどうか調べますよ」

と言われて、ご協力感謝致します、そんなバカがどこにいるか。
だが、残念なことにいるんだわな。わが国の政治家には。
思うだに悪寒と吐き気を催すが、拉致された人はみんな死んで
いることにしたほうが楽だ、と考えている日本政府の関係者が、
少なからず存在するのである。

北朝鮮は、人民の食糧に当てるべき耕作地を、芥子や大麻の
畑に変えて栽培し、麻薬密輸で儲けている。
大麻といえば、旧ソ連の崩壊により自国で食い扶持にあぶれた
ロシアの大男が、わが国伝統の国技に泥を塗った。
北朝鮮はもともとスターリンと毛沢東が作った衛星国家だ。

ならばいっそのこと、大麻力士を北朝鮮に突入させ、金正日を
張り手一発☆で叩き潰す、なんていかが?
(あ、ダメか。麻薬で釣られて逆に日本へ攻めて来るわ)

CULT WARS

これは架空の話。舞台は、世界の東の果ての小さな島国。

ある年の晩夏、その国の宰相が突如辞任した。
もともと理念も実績もない人物だったので、退陣は就任早々
から国民の待望するところであったが、彼に代わって政権の
座に名乗りを上げた人物は、若者文化に理解と共感を示す、
というポピュリズムを選挙戦術の主軸に据えていた。

そして、その人物と深いつながりを持ち、島国の政治を常に
翻弄してきた政治集団があった。『功名党』。
それは、ある男が自分の功名心を満たすためだけに作った
欺瞞と偽善のカルト政党であった。

男は、下町の海苔屋の息子として生まれた。
天賦の商才に恵まれた男は、やがてある利殖屋にその能を
買われる。 人当たりの上手さと口達者で、男はまたたくまに
取り立て業務の責任者へと出世した。
ところで、くだんの利殖屋は、島国の中世に活躍した宗教家、
一連上人を開祖とする宗教団体の顔も持っていた。
男は、教団の中でもメキメキと頭角を現し、取り立てで培った
籠絡術を駆使して、教団組織の規模拡大に貢献した。
やがて、利殖屋の大将が亡くなると、男の時代が到来した。
古株の教団関係者を次々と追い落とし、ついには会長の座を
手に入れた。 類まれなるカリスマ性(=商才)に、信者たちは
その男を “一連上人の生まれ変わり” と信じるようになった。
一連が、漁村で生まれたことを、
「会長先生も海苔屋の子。同じ海に関係したお仕事」
だから生まれ変わりに違いない、と信じ、またある時、一連の
遺跡を訪れた男が、同行した信者に聞こえよがしな独り言で、
「ああ、なつかしいなあ」

と云えば、まんまとそれに感動して、法悦の涙を流した。

宗教には『ダークサイド』のちからがある。
信仰心が、みずからを律する超越的理性(フォース)となれば
良いのであるが、エゴに打ち負かされると、闇に落ちる。
ダークサイドに飲み込まれた男は、さらなる権力を求めた。
功名党を結成し、島国の政治、ひいては世界に功名を立てる
野望に取り憑かれた。 信者から上納されてくる潤沢な資金を
湯水の如く使い、東西の有名人をカネで組み伏せた。
「これは世界平和のためなのだ」
たったひとりの功名心のために、すべてが腐っていった。

そして世界は、闇に包まれた・・・。

政治漫才

どおも~!(パチパチパチ☆)。スウィッチマンでぇーす。

電:名前だけでも覚えて帰って下さいね。
脳:ところで世の中、興奮することっていろいろあるけど、
     一番興奮するのは、首相の退陣記者会見だね。
電:間違いないね。

脳:いやあ、急に福田首相が辞任するってぇ記者会見か。
  ま、辞任ってより党執行部におろされたわけだが。
電:お待たせしました。フクダです。先の国会では相方が
     重要案件の対応に応じなかったので、私は本日引退
     することを決意しました。
脳:アイカタって誰だよ。民主党だろ?
電:いえ徳井です、イケメンの。
脳:チュートリアルかよ!しかも解散なんかしねえし。けど、
     唐突な辞め方が前の総理と同じで国民の政治不信が
     いっそう高まるんじゃないのかね。
電:これからの政治がどうあるべきか考えて決断しました。
脳:在任中に考えろよ!まったく、首相の言葉は他人事の
     ようだなあ、いつもいつも。
電:私はね、自分自身を客観的に見ることができるんです。
     あなたと違うの。
脳:ケンカ売ってんのかコラ!
電:国民に迷惑がかからないように時期を選びました。
脳:メーワクかけまくってんじゃんすでに。まず就任したとき
     拉致問題は私の代で解決する、と言って手を付けない。
     毒入りギョウザ事件では中国と口裏を合わせ、胡錦濤
     来日の際にゃ、全世界が『チベット問題』の動向に注目
     してた時期なのに卓球やってたし。 洞爺湖サミットじゃ
    
環境と食糧問題を話し合うとか言って超高級ホテルで
     エアコンがんがんかけて連日のグルメ三昧。宮内庁に
     ダメ出しされなかったら北京五輪開会式で皇太子様の
     お伴をして支持率回復とか狙ってたくせによ。
電:ちょっとなに言ってんだかわからない。
脳:聞けよ!ちゃんとよ。 もともと「貧乏クジ引いた」だとか
     国家国民を小馬鹿にしたようなことを言いやがってよ。
     ま、いいや。とりあえずガソリン税だけでも引き下げて、
     とっとと失せな。
電:・・・ガ、ガソリン税?
脳:忘れてんのかよ!漁師さんが仕事に出れねえんだよ!
電:あのー、誠に申し上げにくいんですが・・・。
脳:なんだよ!文句あんのかよ!
電:ガソリン税なんですが、麻生がアキバで限定フィギュアを
     買うのにぜんぶ使いきっちゃったらしいんで。
脳:もういいぜ!

最高ですかあ

おおかたが、すでに忘却の彼方となった出来事だとは思うが、
根本原因はいまだ解決してない問題なので、カビ臭い話題を
承知の上で取り上げる。『法の華三法行』:福永法源事件。
そう、新興宗教 “足の裏” だ。
先月27日、最高裁第二小法廷は福永被告側の上告を棄却、
詐欺罪によって懲役12年の刑が確定した。まさしく、天の声が
下った、というわけだ。
ちなみに法の華では、福永が「聞いた」と主張する『天声』なる
御告げが神聖視された。 しかしその内容は、あちこちの宗教
から耳に心地よい部分だけパッチワークしたお粗末な代物。
早い話が、言ったもん勝ち、の詐欺手法であった。

福永法源率いる詐欺教団は、 94年から97年にかけて組織を
拡大。病気や迷いを抱えた人を言葉巧みに誘い込み、
「ああー、こりゃまずい。このままじゃ、あなた死にますよ」
と恫喝、でもネつづきは別料金で、とそそのかし、あろうことか
数百万円ふんだくって手相ならぬ足の裏を見る。そして、
「ああー、こりゃまずい。修行代を払わないと、死にますよ」
と次なるステップへ。いやはや、ヤクザそのものだった。
解散命令が出るまでに教団が得た収益総額は、約52億円。
修行、と称したその内容は、 過呼吸と反復運動により単純な
陶酔状態を作り出すものに過ぎなかったが、これは一時流行
した自己啓発セミナーで用いられた暗示術であった。

だから宗教は麻薬なんだ、と短絡するのは思考怠慢。
それを理由に、中国がチベットを侵略していることを忘れては
ならない。無神論こそ最低最悪のカルトなのだ。
騙される奴が悪い、とは健康で幸福な者の「奢り」である。
確かに福永の顔を見れば、わかるだろフツー、とも思えるが、
傷病者は絶対的弱者だ。無論、信じた自己責任は伴う。
だが現世利益を求め、欲に駆られて入信した御仁については
博打でスッたようなものである。

法の華は、当初『アースエイド』というエコ系団体だった。
もちろん詐欺組織拡大のための偽装であったが、大手週刊誌
巻末にカラーグラビアでPR記事を載せ、ラジオでも対談番組を
模したCMを放送していた。
環境問題を取り上げれば善人に見える、 そんなことは詐欺の
基本。マスコミを広告料で釣れば大衆は手中に落ちる。
根本原因はいまだ解決していない、といったのはこれである。

細木数子を『新潮』が叩いて『文春』が庇った。
江原啓之を『文春』が叩いて『新潮』が庇った。
一体、誰が “足の裏” を笑えるのか。

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