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『マンマ ミーア!』

映画『MAMMA MIA!』を観て来た。 久野綾希子さんの
ファンであるワシは、劇団四季の公演を見逃してしまった
ことを長く悔やんでいたが、映像化されたと聞いて、喜び
勇んで出掛けて行った。
ABBA。70年代ポップシーンを席巻したスーパーグループ。
その当時わが国の洋楽マスコミは、まことしやかに、
「アバはビートルズを超えた!」
などと、軽薄極まるコピーで喧伝していたが、レコード売り
上げの“勢い”だけを見れば、いや確かに凄かった。
ハードロック少年であったワシはアバの人気ぶりに冷笑を
決め込み、中指を立てて、
「アバぁ?けっ、たんなるアメリカの歌謡曲じゃねえか!」
あんなもん聞いたら恥だぜ、と毒づいていた。

しかし、ヤンキー連中にはどおゆうわけかアバが大人気で、
シャコタン改造ローレル土足厳禁の車の中から、爆発的な
ヴォリュームで『ダンシング・クイーン』が鳴り響いた。
「よお、電脳。おめえ、バンドやってんべ。この歌詞、なんて
言ってんだよ、意味わかんだろ?おめえよお」
リーゼントの同級生からなかばカツアゲ同然に翻訳を強制
され、そのためやむなくカセットに聞き入った。で、
(いいじゃんこれ)

おおよそ、70年代ぐらいまでの日本少年は、基本的に、
「イナカモン」
だった。 都会に憧れるように欧米を見上げ、郷里を恥じる
ように日本を見下しては、偉くなった気分に浸っていた。
(アバのふたりって美人だよなあ)
かのグループは男女二組からなり、ヴォーカルをつとめる

女性二人に、日本少年の目は自然と注がれた。
いま改めて見ると美人どころか白人女性としては十人並み
もしくはそれ以下ぐらいである。つくづく、バカだったなあ。

で、本編について。
ストーリーは既報のことなのでここでは特に触れない。
正直、せつなくなった。物語が、ではない。
70年代の記憶を呼び覚ます音楽と、現代のビーチリゾート
風景には、決定的に“合わない”要素がある、と感じた。
あの時代、sex,drugs & rock'n roll の乱れきった青春にも、
「金では買えない何か」
を、本気で信じてしまえる“幼稚な純真さ”があった。

メリル・ストリープが演じる主人公の中年女性を見ていたら、
不覚にも、綾小路きみまろのネタを思い出してしまった。
「あれからン十年!」

映画『MAMMA MIA!』は、アバ世代に、こう問い掛ける。
「今の自分を、まんま見いや!」

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コメント

ABBAは亡き父が大ファンだった。ああ懐かしいな!
当時高校生だった私は、「学生の本分は勉学なり」という両親の頑固な教育方針の元、化粧パーマは論外、ディスコ・バイト禁止、小遣いは必要最低限、という兵糧攻めに遭っていたのでLPレコードなんて高嶺の花だった。しかし、父がABBAのLPを喜び勇んで買ってきたので放送部員だった私は超ラッキーだった。そうそう、あの当時、白人女性はみんな美人に見えたもんだ(笑)。父も、ジャケット写真を食い入るように見ていたな。二人のうち金髪のほうが「世界一の美尻」と言われていたからね~(≧∇≦)キャハハ

話は飛ぶが、当時、初めて横浜の中華街へ行って、本物の人民服を見てびっくりしたもんだ。隣の国ではこんな質素な服着てるのか。派手なこと一切禁止、金もない、まるで私みたい。なんだか親近感を覚えた記憶がある。
質素で善良な人たちばっかりと思いこんでいた中国が、なんとまあ凶悪な独裁国家だったとは。時代がめまぐるしく移り変わっても、チベットへの侵略は延々と続いているんだからな。

で、温家宝がケンブリッジ大で靴投げられた♪やるじゃん、イギリスの若者よ。(元大英帝国が侵略を非難するのもアレだが)このことを、もっともっと報道しろよ、日本のマスゴミ!!若麒麟なんてもうどうでもいいだろ!!

>HIROMI様
ABBAを遡る数年前には、カレン・カーペンター(故人)のことも「うわあ☆美人!」と思ってたワシです。その後、オリビア・ニュートンジョンとリンダ・ロンシュタットが売れましたが、彼女たちのことも「すんげえ美女♪」だと当時のワシは思ってました。女優を兼ねていたオリビアはまだしも、リンダのほうは・・・以下自粛。
あの頃ワシが通ってた商業高校(県下で一、二を争うパープリンの吹き溜まり)は、毎日のように朝鮮高校との喧嘩乱闘が絶えず、一計を案じた両校の先生たちが、文化祭での交流を企画しました。交換親善で、こちらが朝鮮高校のお祭りへ出向き、返礼として先方がパープリン商業高校へやって来るという、ある意味、決死隊みたいなイヴェントでした。こちらは、華道部の女子が乗り込んで活け花を披露し、朝鮮高校からはやはり女子がチマチョゴリで来訪し伝統音楽を奏でる、という戦略性に満ちた、名ばかりの交流でした。
アホなバンド少年で少々「サヨク」も入ってたその当時のワシは、
(朝鮮民主主義人民共和国って美少女ばかりの天国みたいなとこなんだなあ)
と、朝日新聞みたいなことを本気で思ってました。あの頃すでに、横田めぐみさんは拉致されていた、というのに。
英国「靴投げ」青年は、イラクで起きたブッシュへの靴投げに触発されたんでしょうが、イギリスには亡命チベット人をはじめウイグル独立運動に関わるイスラム教徒のコミュティーもあります。わが国のマスコミは「対岸の火事」を決め込んで、大麻事件に夢中ですが、同じ相撲に注目するなら、現在の世界情勢を直接背負った力士、黒海関の胸中に思いを寄せるべきですよ。

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