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わが聖灰

今回は是非カレーライスを食べながらお読み頂きたい。
云うまでもなく、インドは、カレーの国である。
と同時に「下痢」の国でもある。
インドを訪れる外国人は言うに及ばず、現地人も常に
下痢と隣り合わせの食生活を送っている。
理由は、かの地に定着しきった不衛生にあり、それは
悠久の時の流れと共に不変の黄金律となっている。
やれ、IT景気だの目覚ましい経済成長だのと、一部の
メディアが喧しい狂騒曲を奏でようと、都市部に暮らす
富裕層を除き、国民の大多数とは無縁なオハナシだ。

だからワシもあちらでは、よく下痢に罹る。
生来の無鉄砲な性格から、その土地の人々と同じ水を
飲み同じ物を食べることをみずからに義務付けている
ワシにとって、それは税関を通るようなものだ。
が、生身の人間ゆえ、やっぱりツライことはツライ。
最初はオナラ連発。続いて、“きゅ~ごろごろ”と嘆きの
調べが響きだす。でもって遂に、メルトダウン開始だ。
こないだは水にあたった。下町の水道水だ。
農村の井戸なら、逆に天然ミネラル・ウォーターなので、
雑菌が繁殖する乾期と雨期の盛りでなければ、硬水に
さえ慣れていれば、むしろ問題は少ない。
下町こそ要注意。カルキを1000倍強くして病原菌よりも
人類を標的にしたような消毒薬が、ドバッと入ってる。
そいつをしこたま飲み干して、めでたく当たった。

こないだのは特にひどく、およそ三日間ほど続いた。
もう出るもんねえだろ、これ以上下ったらお次は内臓が
出ちまうぞ、というぐらい最終究極秘奥義をくらった。

しかしやがて、ファイナルの時はきた。
なんと!お尻の穴から白い粉が出たのである。
どうやら消毒薬らしい。体内の全消化器官を駆け巡って
あらゆる毒素を撃退排除し、任務を終えて戦場離脱した
のである。勇敢なる戦士の遺骸にしばし黙祷。

あのインチキ手品師サイババは「聖灰」とかいって指の
すきまに隠した白い粉をもったいつけて出すが、ワシは
種も仕掛けもなく、ケツから勇者の御帰還だ。

これから初めてインドへ行かれるご予定のみなさまへ。
サイババよりも消毒薬が、印度の神秘です。

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