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子供と権利

東南アジアの貧困地帯で、よく手足の欠けた子と
出会う。腕なら肘から先、足なら膝ぐらいから無く
なっている場合が多い。
周知の如く、あれは親によって切断されたものだ。
物乞いで生計を立てるうえで、目に見える障害が
あったほうが“哀れみを受け易いから”である。
残虐、と非難するのは誰でも出来る。だが彼らの
暮らす社会の暗黒を真正面から見据える覚悟が
無いなら、それは「お姫様の気まぐれ」に等しい。
なにもしないよりはるかにマシだが、虐待者と同じ
高さに居てものを言うのは、恥ずかしいことだ。

インドのヒンドゥー教寺院の門前で、日がな一日、
寝そべっている男の子を見た。
全裸で、痩せこけ、無数のハエにたかられながら
微笑んでいた。彼の股間には生殖器が無かった。
鋭利な刃物で根本から切り取られたことが判る。
その子は、そういう「見せ物」であった。
寺へ詣でる善男善女に弱者救済の功徳を積ませ
てやることを、彼とその親はなりわいにしていた。
ヒンドゥー教は差別によって成り立つ宗教のため、
はっきり分かる「惨めな存在」が必要なのだ。
そうして差別者、虐待者はみずからを納得をさせ、
また自身も差別されることを受け入れてしまう。

UNが定める『児童の権利条約』は、彼らのように
人間の尊厳を踏みにじられた子供のためにある。
まちがっても、親が買った家でエアコン付き個室を
与えられ、ハイテク仕様の勉強机で鼻クソほじくる

先進国のガキなんざ想定していない。
いわんや、わが国の教育行政が云うような、
「豊かに育ち、自分らしく個性を伸ばし、一個人と
して尊重され、自由に意見を主張できる」
そんな野放図を正当化するものでは、断じてない。

『RIGHT』を“権利”と訳したのは不適切だ、と思う。
利にさとい、と言えば「強欲者」の意味になる。

・・・あ、いいのか。実際そうだから。

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