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反骨パイコー

反骨パイコー
ノドンの飛来に恐々とするなか、それとは関係なく
わが百年の知己らと横浜中華街にて会食。
『龍鳳酒家』
居合道師範のご推奨。あの食通としても知られた
作家、故:池波正太郎氏いきつけの店である。
絶妙な広東家庭料理に、我を忘れて陶然となる。
よく、「カントン風」といえば甘口でとろみをつけた
だけの贋作が多いが、ここは本物。マジうま☆
特にお勧めは「パイコーのトーチー」(写真)。
豚スペアリブを黒豆と和えた炒め物で、皿全体が
お袋の味的な優しさに満ち、心と腹に染みる。
ついつい、紹興酒のピッチも早くなる。

心酔していた文士氏の訃報に接して以来、ワシは
感情の針が振り切った状態というか、スウィッチが
ONになったまんまだったので、紹興酒も手伝い、
ひとりでまくし立ててしまった。
ワシが、今は亡き文士氏から“受け継いだ”と勝手
に思ってるのは、権威に屈さぬ反骨精神。
「反骨だよ仏教は。ブッダもアンベードカル博士も
佐々井師も眼前にある不義不正に黙することなく
立ち向かってる。鎌倉時代の親鸞や日蓮もそう。
この反骨を失ったから日本仏教は死んだんだ!」
スペアリブの骨をしゃぶりながら反骨を云々してる
生臭坊主。ぜんっぜん説得力ねえなあ。

「そのパンクな感じがいいんですよ」
テレビマン氏が頷いてくれた。
温厚な編集者氏も、眼差しで応えてくれる。師範は
ワシの“気”の乱れを武道家の勘で敏感に察知し、
さりげなく流してくれる。
おかげで、どれほど勇気づけられたことだろう。

その日、横浜の夜は冷え込んだが、ワシの胸には
友が灯してくれた火が赤々と燃えていた。
・・・あ、紹興酒か、これ。

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