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新年度。まずは『世界史』授業のおさらいから。
18世紀前後、英・仏・葡・蘭など欧州列強の植民地
争奪戦によって分断された頃のインド三角大陸。
かつて日本人が“天竺浄土”と憧れた釈尊の国は、
栄華の夢も露と消え、白人に媚びて下位カーストを
犬猫以下にあしらう特権階級だけが、斜陽貴族の
坂道を転げ落ちゆく「細密画」の世界・・・。
とまぁ、そんな情景をイメージしていただきたい。

インド南東部にある仏領ポンディシェリーの教会へ
フランス人司祭が赴任してきた。
「ぼんじゅ~る♪皆さんは神の前で平等で~す☆」
戦国時代のわが国へ宣教師が訪れた時の拠点は
他でもないインド。アジア植民地化の基地だった。
そういう外道な毛唐が『平等』だとかホザイてるわけ
だから、ウマくいくはずがない。
司祭は或る教会で、不可触民と“人類階級”が座席
を分けて礼拝し、両者のあいだが内壁で仕切られて
いたことに気付いて、大激怒した。
「おめえら、主をナメてんじゃねえぞゴルアァァッ!」
すぐさま内壁は撤去された。

ここで終わってりゃ、美談ですんだ。
数日後。教会へ礼拝に来た高位カーストの奥様が、
神様にお参りする際の印度的習慣として、精一杯に
おめかしをし、香水を振りかけて来た。司祭は、
「アんだてめえ? キャバかよっ!」
と、また大激怒。衆人環視の前で容赦なく罵倒した。
「いいか。これからはクリスチャンらしく地味な格好で

来い。どいつもこいつも、わかってねーなあ!」
分かってないのは司祭のほう。先の内壁の件といい、
プライドを傷つけられた“人類階級クリスチャン”達が
総決起し、暴動に発展。ついには戒厳令状態となり、
フランス総督府は以下を決定。
「インド人クリスチャンが許可なく四名以上集まれば
共同謀議と見なし、反乱罪を適用する」
結局、再び教会に内壁が設けられて、元の木阿弥。

このエピソードは『9.11』以後を生きる現代人に多くの
示唆を与えてくれる。
人権、平等、平和うんぬん。上から目線は禁物だ。

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