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『反骨のブッダ』

  • 高山龍智: 『反骨のブッダ』インドによみがえる本来の仏教(コスモトゥーワン出版)

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芯仏教

芯仏教
と或る佐々井秀嶺師来日講演会でのこと。
一部の日本僧侶には今さらながら失望させられた。シャツの
第1ボタンをだらしなく開け、ゆるめたネクタイぶ~らぶら。
終わった後ではない。佐々井師到着を待っている時だ。
せめて作務衣でも着て来れば良いものを、オシャレを意識し、
ヤー公まがいのスーツをキメて、上記のありさまだった。
これでは、高僧による講演会どころか、知らない人が見たら
(××組の襲名式?)と警察に通報されかねない。
いや、何も知らないのは他でもなく、その坊さん自身である。

「新仏教徒」。
これが差別語であることを知らない宗教関係者がいる

現地インドで、New Buddhist,Neo Buddhismなどと言ったら
途端に眉をひそめられてしまう。
復活したインド仏教はブッダの正意に立ち返り、人間解放を
その主眼に据える。つまり、新仏教という云い方は、いわば
被差別部落出身者を「新平民」と呼ぶに等しい蔑称なのだ。

アンベードカル博士は、南伝北伝、上座大乗、古今の仏書を
精読し、『THE BUDDHA AND HIS DHAMMA』を書き上げた。
すなわち、アンベードカル博士が復活させ、佐々井秀嶺師の
奮闘で血肉を獲た仏教は、煩瑣な枝葉を剪定した仏教の芯、
あえていうなれば『芯仏教』なのである。

最後に笑い話をば。
講演会終了後、ひとりの中年女性がワシに近付いて来た。
異様なほど朗らかな顔。典型的な“新興宗教フェイス”である。
「あの、ぜひこの本を、ササキ先生に読んでいただきたくて」
佐々・・・きいぃ~?(ぎろッと睨み返すワシ)
「あ、いや、ササ、イ先生でしたっけ?」
すまんね。そおゆうの取り次がないことになってるんで。
だが、新興宗教オバハンはメゲることを知らない。な、なんと
佐々井師を“出待ち”して、じかに手渡したのである!

翌朝、念のため聞いてみた。昨日のアレ、読んだンすか?
「うんにゃ。どっかいっちゃった」

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コメント

とあるテレビ報道にて。『スラムドッグ$ミリオネラ』に出演した少年、たちまち有名人になりました。少しでも暮らしが楽になったのかと思ったら、なんとバラックだった彼の家は環境整理とかなんとかで取り壊され、今、彼は路上生活者なんだそうだ。
『映画が高く評価された暁は、家を建て替えてやろう』なんて政府から言われたとか言われないとか、とにかく少年は期待していたのだ。それなのに、この酷い仕打ち。
「僕が違うカーストだったら家を建ててもらえたのに…」。少年の大きな瞳からとめどなく涙が溢れるのを見て、本当に胸が締め付けられました。嗚呼忌まわしきカースト制度。

>HIROMI様
ニュース、ワシも見ました。インド社会の実態は、まさにあの通りなんですよ。四十年以上その最前線に立ち、戦い続けている佐々井師。
『スラムドッグ』公開が、インドと日本の、いや世界の人々の義侠心に火を点けてくれることを、願ってやみません。

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