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裏方修行

中学生の頃、体育祭では用具係が好きだった。
憧れのスポーツ万能美少女(しかも成績優秀)とお近づきに
なるチャンスを狙っての、野望に満ちた動機からだ。
しかし、自分がセッティングした行事でみんなが盛り上がる
光景には、ある種の創世感、万能感があって好きだった。
いわゆる“裏方仕事”の魅力を知った。

高校、大学とバンド活動に夢中になった。
アマバン経験者はご存知のように、自分たちの出番以外は
他の組のローディーに回る。これも快感であった。
PAウーハーの裏で、女の子バンドのメンバーを口説いたり
してロクでもないことをやっていたが、楽しかった。

先月、甲府の『桜座』へ出演させてもらった時、打ち上げで
照明さんと少し話した。
「モノ作る楽しさって、ホント、たまんないっすよねえ」
ワシが云うと、照明さんは無言で頷いた。裏方一代菩薩道。

6月7日『佐々井秀嶺師:東京護国寺講演会』の一部始終を
記録した写真を拝見する機会があった。
当日、ずっと本堂の中にいたワシは、外がどうなっていたか
まったく知らなかった。
受付係を買って出て下さったボランティアの皆さん、本堂に
入りきれず、向拝や回廊で背伸びしたまま参加して下さった
皆さん、佐々井師の出立を見送るため一時間も客殿の外で
待っていて下さった皆さん・・・。
これほど多くの方々に支えられていたことを、写真で初めて
知った。不明を恥じるとともに、感謝で涙があふれた。

護国寺関係者や、講演にお越し下さった皆さん方の温かい
お心に比べ、売名屋の行動には閉口させられた。
佐々井カンバンで一発当てよう☆という、卑しくさもしい輩。
そんな或る僧は、某所でワシをこう呼んだ。
「裏方!裏方!」
もちろん“さん”付けではないし、冗談にする間柄でもない。
どうやらそのクソ坊主は本気で自分が主役級のつもりだった
らしいが、腹を立てるのもバカらしいので無視を決め込んだ。

陰徳(いんとく)
かげで目立たぬ者のおこないから、光明は発せられる。

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