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こんわく物語

今は昔、アニメ声の葬儀司会者ありけり。
アナウンサーや声優さんがアルバイトで結婚式や葬式の司会を
することは珍しくない。で、ワシが経験した、困惑物語。
或る通夜の晩、開式前の打ち合わせに僧侶控室へ司会担当が
やって来た。女の子だ。最近ではソフト・イメージを打ち出すため
女性スタッフが表に出る葬式も増えてきている。
「本日司会を勤めさせていただきます○○ですぅ!きゃるん♪」
超ハイ・トーン。ああ、声優の副業ね。
「お打ち合わせのほう、よろしかったですかぁ?はきゅ~ん☆」
ご一緒にポテトも頼みそうになった。
「お経のお時間はどれぐらいになりますかぁ?きゃは♪」
いや、あのさ、いっつもそんな感じで司会をやっちゃってるわけ?
話し終えるたんびに笑顔とか要らなくね?葬式なんだし。
「も、申し訳ありませんでしたぁ、うるん☆」
御主人様、とか言いそ。棺桶にケチャップでハートとか描くなよ。
さて時間となり、ワシ、颯爽と入場。
果たして彼女はあの声のまんま司会するのか、一抹の不安。
が、そこはそれ、やはりプロフェッショナル。
ガラリと声色を変え、キーを落として厳粛なるMC。さすがッ。
「只今より通夜の儀を開式致します」
なるほど本職は違うな~、とひそかに感心しつつ、気がついた。
・・・これって、女王様の声じゃん。

今は昔、とんでもなく無礼な編集者ありけり。
こいつマジ頭わる過ぎね?と、わが身を棚に上げて疑いたくなる
ような執筆依頼のメールが来た。そんな、困惑物語。
武士の情けならぬ生臭坊主の慈悲で、社名を明かすことだけは
勘弁してやる。真面目に働いてる他の社員が可哀相だしな。
とにかく、初めてよこしたメールでいきなり字数と締め切りを指定
してきたのである。まだ書くともなんとも言ってないうちから、ね。
そのうえ自分が編集してる雑誌を参考として送りたいから住所を
教えろ、ときたもんだ。思わず目まいがした。
しかも自分が忙しいときにゃ秘書が応対するから、だとよー。
・・・はあ?!
こりゃマトモに相手するだけ時間と体力のムダだわ、と御丁重に
お断りの返信を差し上げた。つーか、あったりめえじゃん。
翌日、その件で“お詫びのメール”が来た。
「佐々木さんを紹介したくて」
「佐々木さんのことはいずれまた記事にしたいと思います」
そう。彼の依頼は、佐々井秀嶺師について書いて欲しい、という
ものだったのである。お断りして、正解でした。

日々是好日。困惑物語。

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