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仏頂面よ永遠に

仏頂面よ永遠に
仏頂面よ永遠に
週刊文春連載の宮崎哲弥氏『仏頂面日記』が11月26号を
もって終了した。三年間、お疲れさまでした。
この春、南禅寺大寧軒に於いて、宮崎氏は佐々井秀嶺師
と対談した。その一部は小林三旅氏『男一代菩薩道2』の
番組中でも放映されたが、実際の対談は二時間に及んだ。
「有名な先生と聞いて緊張しとりました」
佐々井師の飾らない言葉でふたりの対談は始まった。
最初はお互いに話の接点を探し合うようなぎこちないやり
とりが続いたが、休憩を挟んで、弾けた。

「インドでは、子供たちがお坊さんを見ると駆け寄って来て
挨拶をするんですが、日本に来たら、この前なんて学校の
先生が子供たちを私から遠ざけようとするんですよ」
佐々井師44年ぶりの帰国でもっともショックだった出来事。
現代日本の公教育が、宗教情操を全面的に排除している
ことなど佐々井師はまったく知らない。
「ひどいねえ!その先生」
教育問題にも一家言を有する宮崎氏が憤慨する。
当然だ。坊さんに敬意を表する躾ぐらいしたからといって、
思想強制になるわけがない。

佐々井師がインドでハンセン病患者達の集落を見舞って
いる話をした時、宮崎氏が反応した。
「これ素晴らしい話だから、収録、もう一回いい?」
小林三旅氏に問う。ええ、是非。
「佐々井先生、同じ話、もう一度お願い出来ますか?」
外国暮らしの長い老僧を気遣って宮崎氏が聞く。
だがそこはそれ、青年時代、浅草で浪曲師として舞台に
上がっていたパフォーマー佐々井師、難なくこなす。
しかも一回目は放送禁止用語とされているハンセン病の
旧称で語ったのに、指摘を受けた二回目からはちゃんと
今日的に言い変えたのだから、さすが。

仏頂面。
世の中に対し、それ違うんじゃねえの、と云う気骨。
慈悲深いブッダの微笑は仏頂面が示す問題意識と行動
に裏打ちされたものである。・・・仏頂面よ、永遠に。

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