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大情菩薩

大情菩薩
あえて誤解を恐れずに云うが、佐々井秀嶺師とインドの
仏教徒たちは、『情』で結ばれている。
そこに整然たる“理”はない。理を弄ぶ輩はいない。
今春二カ月間の母国行脚の折り、佐々井師は恩人各位
を訪ねて深々と感謝の辞を述べた。
闘病生活にいる恩人にはその手を取り涙を浮かべつつ
言葉をかけた。情のひと:佐々井秀嶺師に国境はない。

とある地方の町へ恩人を訪ねたとき、たまたまその日が
先方の御身内の初命日であった。
「一緒に墓参りへ行こう。お前も来なさい」
じつは佐々井師、旅の疲れから体調を崩し、歩行すらも
ままならぬ状態であったが、言い出したら聞かない。
墓地のあるお寺が浄土系だったので、僣越ながらワシが
読経を奉じることになった。
『大千応感動 虚空諸天人 当雨珍妙華』
(ブッダの説法に世界が感動し天の神が美しい花びらを
雨のように降らす)
終えて、御家族と共に車へ乗り込むと、晴天を割る豪雨。
しかも一瞬で止んだ。偶然にしても出来過ぎていた。
「お前は神通力があるのか?がはは☆」
佐々井師にからかわれたが、そんなものある筈がない。
強いて言うなら、情が呼んだ涙雨、だ。

理をもって佐々井秀嶺師を難ずるのは、とてもたやすい。
なぜなら情は、文字通り『無理』の世界だからだ。
日本人僧侶や学者の多くはインドを旅行するとその街の
最高級ホテルに泊まる。いわゆる大名旅行である。
熱いインドの空気をエアコンでキンキンに冷し、わざわざ
涼しくした部屋で「シャワーの温度がぬるい」とブーたれ、
レストランのビールの冷え具合に文句をつける。
そんな輩が形ばかりの“理”を振りかざしてみたところで、
御当人が恥をかくだけである。
日本でもインドでも、民衆こそ佐々井師の理解者なのだ。

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コメント

>T導師様

いやー、たまにはイイこと言われるじゃないですか!インドぼけはもう直りましたか?(失礼!)

>なぜなら情は、文字通り無理の世界だからだ。

↑今日の導師のお言葉にノックアウトされたワシです。

>T師様
ひとつ前の書き込みのコメントをいま読みました。大変失礼なコメントを書いてしまい申し訳けありませんでした。
お身内の方のご回復をお祈り致します。T師様もどうかご自愛下さい。

>makoto様
いえいえ、どうかお気になさらないで下さい。
ワシも柄にもなく取り乱してお恥ずかしい限りです。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

ブッダも空海も日蓮もアンベードカルもそして佐々井師も
現実に貧困、病気、苦しみに悩んでいる人々に
希望の灯りをともしたい!との気持ちですね。

苦悩している人々の心に届かなければ、理論は役に立たない。
苦悩している人々に笑顔が戻らなければ、理論は役に立たない。

宗祖、開祖の方々は学者相手に布教したのではない。
現実に悩んでいる人々を布教していったんですね。

仏教が一度滅んだ大国インドに、なぜ仏教復興できたのか。
庶民、いや、社会の底辺で仏教を広めた人がいたんですね。

>独立様
仰る通りです。なにやら近頃『佐々井師に問う』だとか格好ばかり大上段に構えてしょーもない“理”を弄ぶ坊さんがいるようですが、相手になりませんわ。
佐々井師を「外国かぶれ」の類と同一視し、また「学問と修行だけに明け暮れていられる身分」などと、現場をまったく知らない恥さらし。 ┐(´д`)┌ヤレヤレ
佐々井師は、平均的な現代日本人以上に今も“日本人”であり続け、行動原理は簡明直截ともいえる“義理人情浪花節”。
毎日の生活は、朝から晩までインド民衆の陳情と嘆願に対応し、東に泣く人あらば励ましに駆けつけ、西に争いあらば仲裁を買って出る。北に差別ありと聞けば若者を動員して抗議行動を起こし、南に慶事ありと聞けば夜間に悪路を越えてでも祝福を授けに行く。学問や修行をしたくてもするヒマがない、これが現場の実情です。
しかしこう言うと、「佐々井は勉強不足だ」とか鬼の首でも取ったかのように云う奴が出て来るんだよなあ。 ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

こんにちは。
僕も『佐々井師に問う』を読みました。
何とも違和感があったのですが、ああ、これはようするに
最近は、お坊さんが個人的不満を一般人に聞いてもらう時代
なんだなぁと思いました。
企業でこんな器の小さい人が上司だったら部下ついて来ないよな
って(笑)
お寺ってどういう世界なんだろう?
と不思議に思いました。
こんなみっともないことをこっそりではなく公表してしまう上司
のいる会社なら、一般社会ならつぶれてしまうでしょうね。

>早稲田人様
はじめまして☆今後とも宜しくお願い申し上げます。
ワシも先だって個人的弱音を公表した坊主なのであまりエラソーなこと言えた義理じゃないですが、確かにありゃ読むに堪えないですよね~。 (ノ∀`) アチャー 
あそこで彼が云ってることは、企業ならもちろん×。個人商店経営者が行きつけの居酒屋でママに愚痴ってるのと大差ない。シラフで書いたとは思えないですね。
佐々井師について云々するつもりならば、新聞の斜め読みだけではなく、最低限、故:山際素男先生が著した佐々井師半生記『破天』ぐらい読んでからモノを云って欲しいですよ。読んでいればありえない筈の誤解が随所に見受けられましたから、ほぼ間違いなく読んでないでしょうね。それとも、高徳の阿闍梨様は一般向け書籍なんかお読みあそばされないのでしょうか。 ヤレヤレ ┐(´(エ)`)┌クマッタネ

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