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巴
巴
東京南麻布にあるフランス大使館の旧庁舎解体に臨み、
日仏の表現者が屋内外の空間を自由に用いて、アートや
ファッション、建築そしてパフォーマンスとジャンル越えて
集う記念碑的イヴェント、
『NO MAN'S LAND』-創造と破壊@フランス大使館-
が開催されている(1月31日まで)。
去る9日は試斬居合道日本武徳院の演武が行なわれた。
それに先立って、黒澤師範の門下でアーティストでもある
日下部泰生氏によるライヴ・ペインティングが、厳寒の下
披露された。フリーハンドの筆と墨汁が描き出したものは
数知れない線からなる『巴』(写真上)。
意識の内奥へと向かう渦が、同時に外へ外へ、世界へと
拡大していく。三つ巴。三は「完全体」を表す。
ひとつの巴が渦を成し、それが三つ集まってさらなる渦を
形成していく。内へ内へ、と見れば自分自身の核に到る。
この巴は「龍」である。人間生命の地下水脈なのだ。

引き続き、武徳院一門による演武。
観衆との距離が近い。大使館警備担当が神経を尖らす。
云うまでもなく、使うのは本身、「真剣」だ。
しかも地面は玉砂利が敷き詰められ、足場が良くない。
だが、稽古を積んだ武道家にはまったくの杞憂であった。
見事に一刀両断(写真下)。
「せっかくですから何かご質問は」
演武のあとで、黒澤師範による質疑応答のコーナー。
「何年ぐらいで斬れるようになりますか?」
フランス人らしき観客が問う。いかにも西欧的合理主義の
発想だ。当然、個人差があるに決まっている。
「流派は?歴史は?」
日本人観客の質問。比較しても仕方ないが、フランス人の
それに対し、なんともアタマデッカチな印象を受ける。
自分もやってみよう、とする外国人。
とりあえず知識だけ得よう、とする日本人。
大雑把なくくりだが、ワシには象徴的な対比に思えた。

・・・それにしても寒かったなあ~。
やっぱワシは「おふらんす」より、インドざんす。しるぶぷれ。

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