2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
フォト

『反骨のブッダ』

  • 高山龍智: 『反骨のブッダ』インドによみがえる本来の仏教(コスモトゥーワン出版)

« 一途(いちず) | トップページ | 善魔 »

れんげ草

れんげ草
れんげ草
昨春44年ぶりの一時帰国を果たした佐々井秀嶺師だが、
インドに戻ってからのほうが体調は良いようだ。
無論、満身創痍の老躯であることに変わりはなく、きっと
日本の医療基準で診れば芳しい状態とはいえないはず
である。だが、日本で生まれ育った期間の倍以上インド
で暮らしている佐々井師にとっては、あの過酷な環境の
ほうが、もはや性に合っているのだろう。
「こっちだと気兼ねが要らんからね」
民衆の中に飛び込んでカンラカラと大笑いする姿は帰国
行脚ではあまり見られなかったことだ。
「ずっと“バンテー・ジー”と呼ばれてきたのに、日本では
“僧正”とか“猊下”とか言われて、誰のことかと思ったよ。
インド仏教の僧侶に階級はないからね」
もとより、差別解放を目指す仏教に階級制は必要ない。
復興運動の指導者アンベードカル博士は、そもそも僧侶
ですらなかった(写真下)。

ササイ・ジーを祭り上げおのれの私利私欲に利用しよう
とする輩が、インドにはたくさんいる。
長年、そういう連中の中で生き抜いてきた佐々井師には
初対面で相手を見抜く眼力がある。
一時帰国した際、師を利用して一旗揚げよう☆と企てる
日本人についても、見事にイッパツで見抜いた。
「時間がないと言って断れ」
ワシは何度もその憎まれ役をやらされたものだ。
反面、これは相手に乗ったほうがいいと踏むと、達者な
役者ぶりを見せることもある佐々井師。
「仕方ないよ。インドにはまだまだ一円十円の金がなくて
死んでいく民衆がおるんだから、そのためだよ」

今生の最後と思い定めて祖国の土を踏んだ佐々井師を、
僧正だの猊下だの歯が浮くような世辞で迎えた、一部の
日本仏教の僧侶たち。
例え彼らに悪気はなかったにせよ、そのような階級名称
を佐々井師に用いることの矛盾ぐらいは、気付いて欲し
かったと思う。
・・・いや、彼らがそのような価値観に縛られている以上、
そこ(日本仏教界)に佐々井師の居場所はない。

やはり野におけ、ささい草。

« 一途(いちず) | トップページ | 善魔 »

仏教・宗教全般」カテゴリの記事

コメント

佐々木秀嶺さんの名前・業績は、少し知っていましたが、電脳和尚さんのブログ記事が有るのは知りませんでした。
読まさせて貰いましたが、勉強になりました。

小沢幹事長についての意見に違和感がありました・・・和尚さんも、新聞・TVの影響を受けておられるのかな?と思いました。  以下のURLで記事を読んでみてください。

週刊朝日編集長・山口一臣さん

http://www.wa-dan.com/kougisho/

高野山の最高指導者に挨拶に行ったのは、選挙目当てだったのは間違いないですが、、、政権交代を磐石にするためには選挙で勝たなければいけませんから・・・

>YA様
はじめまして。
いろいろなお考えがあって良いと思います。
さて、単純な入力ミスなのでしょうが、「佐々井」であって佐々木ではありません。
厳寒の候、何卒御自愛下さいますよう念じ上げます。
合掌。

和尚さん、返コメありがとうございました。 師の名前が間違っていました(ペコリ)

このブログを知ったのは、「岩上安身さん」のツィッター(Twitter)で知りました。 
岩上さんは、「小沢問題」で気骨のあるジャーナリストと評価された人です。

850兆円もの借金を作った自民政権(官僚と結託・10年間も宗教政党と組む)の大腐敗を暴かないで、軽微な違反に血なまこになっていた「検察権力」と結託して、リークしまくっているマスコミ(新聞・TV)の姿は、異常です。 戦前の大本営発表と全く同じ構造・・・

選挙で選ばれた政治家が、試験合格者の官僚(検察・軍事官僚など)を統制するのが民主主義国家です。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503578/47572636

この記事へのトラックバック一覧です: れんげ草:

« 一途(いちず) | トップページ | 善魔 »