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あれから一年

「Ek saal ho gaya(一年経ったんだねえ)・・・」
しみじみと夫君が呟く。
先日開かれた『アンベードカル博士生誕祭』の慰労を兼ね、
インド仏教徒夫婦の夕餉に招かれた。
夫君の言葉は、佐々井秀嶺師一時帰国から丸一年が経過
した、という感慨から湧き出たものだった。
「和尚が運転する車に載せてもらって、前の晩から泊まり掛
けで成田空港までお迎えに行ったんだよなあ」
「この人ったら運転してる和尚の写真をインドへ送って“俺は
日本で坊さんをドライバーに使ってる”とか親戚に自慢してた
んですよ、ほんっとにもお」
わっははは☆そりゃいい、たいした出世じゃないか。

「でもバンテー・ジーがインドへ帰ってから日本ではあんまり
話題にならなくなったわね」
「いる間だってTVのニュースにもならなかったぞ」
う~ん。自分の国を悪く言いたくないけど、日本ってそういう
とこあるんだよ。風になびくというか流されるというか。
「近頃ではスリランカの坊さんが人気らしいけど、同じ日本人
なのになんでShurei Sasaiに注目しないのかね」
日本人だから、じゃないかな。
「どういうこと?」
見た目が珍しくない、だから面白いと思わない、みたいな感じ
かな。君達からすればShurei Sasaiは見た目が珍しいだろ?
「いいや。インドにはモンゴロイド系民族や、亡命チベット人も
たくさんいるから、ぜんっぜん珍しくないよ」
じゃ、シャールク・カーンとブラッド・ピット、どちらかひとりだけ
選べるとしたら?
「あたしは絶対シャールクだわね」
「俺も同意見。やっぱBOLLYWOOD最高さ!」
例えが悪かった。インド人に映画ネタは喰い付きがよすぎる。

佐々井秀嶺師の言葉を日本人に届ける書籍はない。
山際素男先生亡き後、今では雑誌メディア等による断片的な
出版物以外に佐々井師の言動を伝えるものがない。
しかしそれも外面的な情報であり、佐々井師自身がその内面
を平易な言葉で語ったものは、いまだかつて存在しない。
日本において佐々井師への関心がいまひとつ盛り上がらない
理由は、そのことも大きいのではないか。

「ほら和尚、手が止まってるわよ、しっかり食べてね」
・・・つい考え込んでいた。
奥さん自慢の、スプラウトを使った“サブジー(野菜カレー)”が
めちゃくちゃ美味かった♪

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