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魔女リティ

自分を“多数派”の中に位置付けたい、と思う御仁がいる。
まあ、ヒトは好きずきだからね。
数を頼んで自己保全を企てるのも処世術としてアリだろう。
それに、味方づくり、は兵法の基本でもある。
だが多数派は文字通りその数の力で無言の暴力にも成り
得るものだ。顔を消し、隣に同意を求め、陣形を張る。
「・・・ねえ?」
「ほら、みんな言ってんじゃん」
いくら人間にはいろいろなタイプがいるとはいえこれをやら
れるとワシは一気に萎える。戦闘意欲が消失し、百年の恋
も一瞬で冷める。そうなったら、三十六計バックレの術だ。
斬るに値しない相手の前では抜刀しない。

数の力が暴走すると、魔女裁判になる。
ワシはこれを“多数派=Majority”に引っ掛け「魔女リティ」
と呼んでいる。
個々の顔を失くし、声の調子も意見も周囲に同化し、数の
一員となることで「ちから」を得たと勘違いする。
魔女リティを拠り所にすれば、あらゆる物事を最大公約数
で手打ちしなければならなくなる。
そのくせ、魔女リティ構成員に限って、やたらと個性を礼賛
したがるのだから失笑を禁じえない。自分を失くして生きる
ことの言い訳を探しているのか。
多数派の群集心理を兵法に利用できるのは、孤高の軍師
だけである。

魔女リティは、浮かれたがる。
多数派になった途端、いきなり自分の身長が伸びたように
錯覚し、また体力や腕力まで増したように妄想する。
等身大を見失うのが魔女リティの怖さだ。

だからこそ『少数派の気概』を忘れないようにしたいと思う。
Minority。いささか戦闘的ゆえに、「前ノリ」ティでもある。
数を頼めないぶん傷つくことも多いが、no pain, no gain。
だいいち、多数派の価値基準なんざ気にするだけムダだ。
そんなものは流動的で、いつコロッと変わるか分からない。
前ノリティの気概とは、who am I?の問いでもあるのだ。

自分はこの世に一人。もともと少数派なのだから。

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