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冷春雑感

昨秋から入院していた老親が先日リハビリ施設へ移った。
正確には、移らざるをえなかった。
小泉&竹中時代の改革とやらのせいで、自力呼吸や経口
食が可能となれば、病巣に変化がなくとも、180日を限度に
ほとんど保険がきかなくなる。それが理由だ。
事実、わが老親はいまだ半身不随で、単独では寝返りすら
打てない状態である。
にも関わらず、病院を出て行かなければならなくなった。
これは国民が等しく受けている冷遇だから、改善すべきは
政治行政であり、個人的に誰も恨むことは出来ない。
しかし、そういった全体像を踏まえた上で、病院側の対応、
いわゆるインフォームド・コンセントについては病院経営者
の人格も関わってくるのではないだろうか。

リハビリ施設への転院を“勧告”されたのは二週間程前。
それまで約半年間、容態の経過説明を受けたのは、たった
一度。それも入院一カ月目の時だけであった。
毎月入院費を支払いに行っていた患者家族としてみれば、
「一体どこの世界に明細を出さない商売があるか!」
と言いたくもなる。医療費は御布施か?
指定業者のアメニティ用品リース料もやけに高額で、かなり
キック・バックが上乗せされていたと考えられる。

まぁ、坊主の業界にも、バックの仕組みはある。
お葬式に関して、菩提寺を持たない葬家が葬儀社とじかに
段取りを決めて寺を紹介された場合、坊主は葬家より受け
取った布施の中から何割かを、紹介料として葬儀社へ戻す
ことになっている。
地域によってその割率は異なるが、50%を求めて来る業者
もある。あるいは葬家へ説明する布施の金額に、最初から
キック・バック分を上乗せしている葬儀社もある。

「レントゲン写真は・・・見なくていいね」
これは転院勧告の際、病院長が実際に云った言葉である。
(素人が見たってわかんねえだろ)
ということなのだろうが、ただただ呆れ返った。
平素ならばブチ切れて大波乱を巻き起こすワシではあるが、
場所柄ぐらいは弁えて、柳に風、と聞き流した。

ところが、リハビリ施設に移った日、新たな問題が発覚した。
なんと病院側が介護等級申請をしていなかったのである。
幸い、施設スタッフがすぐに動いてくれたから良かったような
ものの、ヘタをすれば老親は介護難民になっていた。

医は算術、僧侶は走狗。・・・もちろん自戒を込めて。

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