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笑顔の力

笑顔の力
笑顔の力
先週のはじめ、在日インド仏教徒から電話があった。
「ブッダ・プルニマをもう一度やりたいんですけど」
A.I.M.(Ambedkar International Mission)Japan主催による
仏誕祭(灌仏会、花祭り)なら、今年はすでに終えている。
法要のやり直しなど聞いたことがない。理由を問えば、
「インドから二組の親が来ているんですよ。せっかくだから
お寺参りさせてやりたいし、インド式のお勤めを聞かせて
やりたいので、お願いします」
アッチャー(OK)☆そういう事情なら、一も二もない。

というわけで去る日曜、A.I.M.『仏誕祭』のアンコール。
老若男女が集い、予想を超える参加者数となった。
日本で働く息子や娘を訪ねて来た親御さんたちは、かつて
若き日の佐々井秀嶺師と共にインド仏教復興運動の土台
を固めた功労者でもある。
驚いたことにそのうちの一組は、ワシが最初にナグプール
を訪れた際、初めて食事を供養してくれたお父さんとお母
さんであった。感動の再会。これぞ仏縁だ。

法要の後、ワシは彼らに懺悔した。
「日本にいると貴方たちを差別する側のヒンドゥー教徒とも
関わらなくてはならない。このあいだも、そういう催しに出席
してしまった。付き合い上、仕方なかったとはいえ貴方たち
を裏切ったことに違いはない。どうか許してほしい」
頭を下げるワシに、お母さんが口を開く。
「相変わらず馬鹿正直だわねえ和尚は。気にしなさんなよ」
そう言ってカンラカラと笑った。菩薩の笑顔だった。

・・・自由、平等、人権、平和。
先進国たる恩恵を充分に受けながらなおも“癒し”を求める
日本人の贅沢さを、改めて思い知らされた。
癒し、は一時的な解消にはなっても、根本的解決ではない。
彼らインド仏教徒は佐々井師と共に現実の苦難を根本から
解決するために闘っているのだ。それも、笑顔の力で。

「ジャイ・ビーム!」
拳を振り上げて叫ぶ彼らの瞳は、みなキラキラ輝いていた。

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