2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
フォト

『反骨のブッダ』

  • 高山龍智: 『反骨のブッダ』インドによみがえる本来の仏教(コスモトゥーワン出版)

« 『必生』本日発売! | トップページ | 『必生』こぼれ話② »

『必生』こぼれ話①

編著の段階で割愛した小ネタ的エピソードを紹介して
いこうと思う。細か過ぎて伝わりにくいオハナシ。


<第一回 印度汁粉>
インドへ行かれた経験のある方ならご存知でしょうが、
普通のインド人が日常的に食するカレーは、豆カレー
です。「ダール」、というやつですね。
ご存知ない方のためにその形状と味についてご説明
しますと、トウモロコシの粒の約三分の一程度に挽き
割りしたレンズ豆を、ターメリックの黄色い汁をベース
に煮たスープ・カレーです。インド人はこれを味噌汁の
ようにほぼ毎食、口にします。辛くはないが、あんまり
美味くもない?

さて、『必生 闘う仏教』第一章から、こぼれ話。
ラージギル妙法寺の八木天摂上人のお世話になりな
がら、工事現場で働いていた佐々井秀嶺師。
八木上人は東京日本橋の和菓子屋の生まれ。インド
でもあれこれ工夫して、手作りのお菓子を若い佐々井
師に食べさせてくれたそうです。
今も甘党の佐々井師、まして当時は肉体労働の毎日。
八木上人が作ってくれる印度式和菓子が、なによりの
御馳走でした。そんなある満月の晩、上人は、
「なあ、佐々井さん。今夜はお月見をしようじゃないか」
と、特別にお汁粉を用意してくれたそうです。
チャパティの粉をこねてお団子にし、ダールを応用した
黄色い汁を、甘くして作った“印度汁粉”。
銀色に輝く満月が天竺の宵闇を照らす中、初老の僧と
青年僧が二人、多宝山の頂きに並んで座り、お汁粉を
すする。団子はバサバサして崩れやすく、黄色い汁は
甘くても、見た目はカレーそのもの。
それでも二人の日本人は笑い合いながら、美味しそう
に食べた。そんな彼らを、仏月が微笑みながら静かに
見守っていた・・・。南無妙法蓮華経。


という感動の秘話っ☆なんですが、
「豆カレーを食べたことない読者には作る工夫の大変さ
を踏まえた上での感動が果たして伝わるでしょうか?」
ううむ。至極真っ当、かつ冷静なるご指摘。
そうだよなあ。インド料理の紹介にページを割くわけにも
いかないからな。てなわけで、やむなく割愛しました。

『必生 闘う仏教』 佐々井秀嶺
集英社新書より定価735円にて好評発売中!

« 『必生』本日発売! | トップページ | 『必生』こぼれ話② »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

『必生』拝読しました!
なんつーか、熱い!
実弾をぶっぱなしてる感じですね。(あ、こういう言い方はヤバイか)
インドに行ってみたくなりました。

>GUNS様
此の度は弊書を御高覧賜り厚く御礼申し上げます。
引き続き関連書籍等でインド仏教並びに佐々井秀嶺師の活動について
御理解を深めて頂ければ幸甚に存じます。
合掌九拝。
『必生 闘う仏教』編者:高山龍智

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503578/49785832

この記事へのトラックバック一覧です: 『必生』こぼれ話①:

« 『必生』本日発売! | トップページ | 『必生』こぼれ話② »