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「仏教」ブーム?

もう、十年近く前の話だ。当時はまだ、中共のチベット
支配についてわが国では“知らなくてもフツー”な状態
であった。だが、もちろん多数派に於いての話であり、
その頃から抗議の声を上げていた日本人もいた。
(お畏れながらワシもそのひとり)

とはいえ実際、仏教関係者でさえも以下の如き妄言を
公然と吐いていた事実がある。
「もし中国が侵略しているとしたらそのこと自体は遺憾
ではありますが、ラマ教は“活仏が転生する”といった
教義的に低次元な宗派だということも問題です」
120万人を越す大虐殺を、遺憾の一言で片づけられる
神経にも驚かされるが、Lamaismなる呼称が欧州人に
よって「キリスト教を信ぜず師僧(=ラマ)に従う野蛮な
邪教」という響きで付けられた蔑称であることすら知ら
ない僧侶が、ほんの十年ほど前まではわが国に存在
した事実を歴史に刻んでおこう。
※ 例えば、門主を“生き仏”と仰ぐ日本最大の某宗が
「Monshuism」と呼ばれたら教団は受け入れないだろう。

坊さんでさえもそうだったのだから、一般の、いわゆる
スピリチュアル系の御仁が知らなくても仕方ない。
「チベット仏教にだけ関心があってチベット問題(?)に
無関心で、なにが悪い!」
そんな風にワシは喰って掛かられたことがある。
ちなみにそのメールには本当に「(?)」が付いていた。

こういった状況は、仏教ブーム(?)の現在でも本質的
に変化していないように思える。
確かにチベット問題についての認識は以前に比べれば
数段広まっているだろう。
しかし、同じ日本人の血が流れる佐々井秀嶺師の活動
についての関心度は、果たしてどうだろうか。
全世界の仏教徒にとって根本聖地たるブッダガヤーの
大菩提寺管理権奪還闘争。その陣頭に立ち満身創痍
の老躯を圧して指揮しているのは、佐々井師である。
仏教ブームなら、何をさて置いても真っ先にこの事実に
関心が集まるはずだと思う。
インドでは今もカースト差別による人権蹂躙や、虐殺が
起きている。そのための解放運動が、仏教復興なのだ。
ところが、なぜかそこには目が向けられない。

「瞑想とか癒し系にだけ関心があって、仏教復興(?)に
無関心で、なにが悪い!」
・・・やはりそう言われるのであろうか。

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