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慰霊行脚(2)

慰霊行脚(2)
慰霊行脚(2)
慰霊行脚(2)
1974年にインド中央政府が立ち上げた核開発計画は、
〝Smiling Buddha〟と名付けられた。
いかにも、ヒンドゥー教高位カーストの権力者達が好み
そうな、きわめて悪趣味なネーミングである。
しかし国内外の反発やインド仏教徒らの猛烈な抗議も
あって、現在この名称は使われていない。
今回佐々井秀嶺師は福島第一原発から25㎞圏にほど
近い場所へも赴かれた。四十四年も祖国を離れていた
佐々井師は、日本の原発に、もんじゅ、ふげん、という
菩薩の名前が付けられている事実をこの時初めて知り、
激昂した。
「なんたることか!」
文殊・普賢の両菩薩は、釈迦牟尼如来の智慧と慈悲を
あらわす脇侍である。
「そんな危険なものに菩薩の名を許しているのか!」
「いのちこそ菩薩!」
佐々井師の反核活動については、故山際素男氏による
評伝小説『破天』の冒頭でも紹介されている。
「科学に媚びて御名を汚すとは!」
まさに〝忿怒金剛〟(『必生 闘う仏教』113~114頁)の
明王と化していた。

読経の際、写真家山本宗補氏の強い勧めにより、拙や
おとうと弟子はマスクを着用したままでお勤めをしたが、
佐々井師は平然と、向かい風の中で仁王立ちした。
「南無文殊師利菩薩、南無普賢延命菩薩」
「南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経」
もし親鸞や日蓮が現代にいたなら、きっとこのようにした
だろうと思った。

さて、余談ながら拙は読経終了の直後、マスクを着けた
ことに自分で自分が情けなくなり、はずした。
感傷が過ぎる、と言われれば、それまでのことだが。

(※注 写真は原発近郊で撮ったものではありません。
また佐々井秀嶺師は既にインドへ戻っておられます)

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コメント

(u_u。)またまた涙です!!
写真を見て「えっ?」とびっくりしましたが、「やっぱり!!」と嬉し涙が出ました。ほんとにありがたいことです。
明日両親にも報告します。
佐々井上人が帰国されて、被災地で直接拝んでくれはったよ!って。

>yunkito様
今回の来日を極秘裏に進行したことは佐々井師本人の強い希望でした。一部には、そのことを批判する声もあるようですが、佐々井師はなにもかも想定した上で「供養に専念する」と決意されたんですね。(-人-)

遠くインドからこの度の災害に遭われた人々の心を思い来日いただいた佐々井師と随行された関係者の方々の心に感謝申し上げます。
もんじゅとふげん原発のほうは遠慮してかひらがなです

仏教界から抗議が来た時の言い訳を用意してるみたいでおかしいですね。
今、原発について決着をつける唯一の方法であると考え、いわゆる運動大嫌いの私も賛同人になりました。
http://kokumintohyo.com/
合流してください。

>bin様
まぁ「仏教界から抗議が来た時の言い訳」というより、単純に平仮名でソフト・イメージを印象づけようとしたんでしょう。姑息というか、国民をバカにしてるというかね。もちろん、菩薩の名称には著作権なんてありませんが、北陸地方の仏教信仰が盛んな地域に菩薩名を付けた原発を設置した、というのも卑劣だと思いますね。
文殊・普賢両菩薩の御名において、脱原発の知恵と慈悲を!

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