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南天の白蓮(2)

南天の白蓮(2)
南天の白蓮(2)
南天の白蓮(2)
予定時刻を一時間過ぎて、ようやくインド仏教徒による
ラックの皆様への歓迎式典が開始された。司会者が、
「Japan Buddhist Samgha Mahastavir Taitu Kono Jee」
(全日本仏教会長、河野太通御老師)
と紹介すると、龍樹菩薩大寺の本堂内に歓喜と驚きの
渦が巻き起こった。合掌礼拝する釈迦の国の民。
次いでインド仏教徒を代表し、可憐な少女が登壇した。
彼女は、用意した台本等をいっさい見ることなく、堂々と
見事なヒンディー語スピーチを披露。
「日本の仏教徒とインド仏教徒はひとつでしょ?だって、
お釈迦様はおひとりなんですもの」
その〝獅子吼〟ぶりには、さすがの佐々井師も大喝采。

いよいよ河野老師の御直教。佐々井師が通訳する。
「お釈迦様はおっしゃった。生命はみんな同じなのだと」
真剣に耳を傾けるインド仏教徒ら。日本語は分からない
はずなのに、渇した者が水を求める如く、聞き入る。
・・・生命はみんな同じ。
この言葉こそ、ヒンドゥー教徒が絶対多数を占めるインド
社会の中で、ただその生まれた血筋だけを理由に人間
として扱われて来なかった彼らにとって、どんな福音にも
まさる教えなのだ。
想像して欲しい。公共の場所にある井戸でさえ、炎天下
であっても近寄ることすら許されなかった苦しみを。
アンベードカル博士、そして佐々井秀嶺師が彼らの前に
現れなかったら、今もってその飢渇の無間地獄は続いて
いたのである。 (『必生 闘う仏教』集英社新書参照)

「日本では今年、大変な震災と津波があって、たくさんの
尊い生命が失われました。でもね、私たち日本人は挫け
ません。皆さんと一緒に、頑張って生きていきます」
聴衆の中には涙ぐむ者もいた。釈尊が説いた慈悲の心
は、今もインドの大地に息づいている。
「すべての仏教徒に、人間に、光りあれ!」

8月30日午後、河野老師一行は大乗仏教発祥之地たる
マンセル遺跡へ移動し、東日本大震災物故者慰霊碑の
除幕式に臨まれた。

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