2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト

« インド浪花節 | トップページ | 年賀欠礼 »

平成廿三年

平成廿三年
今年一年を振り返ってみる時期になった、という書き
出しが、あちこちに溢れ返る時期になった。
だが今年ほど重く、長く、しかも険しい年は、戦後日本
の歩みの中で、かつてなかった。
3月11日、東日本大震災の直前までマスコミが騒いで
いたのが大学入試のカンニングだったことを思えば、
あまりにも大きな変化である。
そう。震災は進学卒業の季節だった。6月にインドから
被災地慰霊行脚のため緊急帰国した佐々井秀嶺師と
東北地方を訪れた際、飯舘村にも寄らせて頂いた。
緑豊かな山間に近代的な校舎が見えた。窓には在学
児童が製作したであろう、桜の花を模して色紙を切り
抜いた中に祝いの言葉を記したメッセージが、たくさん
貼られていた。
そこでは時間が、3月で停止していた。言うまでもなく、
放射能により避難を余儀なくされたからだ。
「原発をなくすことが本当の供養」
佐々井師は言った。それも福島原発25㎞圏ぎりぎりの
地点まで赴いて、震災物故者諸霊に読経を捧げた後、
向かい風に土埃が舞う中、天地に轟く大音声で。

さて、佐々井師来日中の6月11日、拙はいったん東京
へと戻り、かねてから予定していたライヴに出演した。
ギタリストでタイポグラフィー作家のバンドウジロウ氏と
組んでいる仏教音楽ユニットの初公演であった。
オープニングMCで、
「今日は、震災で亡くなられた方々の三回目の月命日、
そして間もなく、百箇日忌という法事があります。声明
(しょうみょう)はお経ですから、皆さんも一緒に御冥福
を念じてください」
とお願いした。終了後、観客のおひとりが仰った。
「私の親戚も津波で亡くなったんです」

いま、バンドウ氏とは、経典を現代語に訳した曲作りを
進めている。
旧来の声明のままでは意味が伝わらないし、かと言って
説教調や抹香臭い歌詞では、どこかの宗教団体みたい
になってしまうので、難しいところではある。

今年一年を振り返り、浮かんだ言葉は、これだった。
『使命感』
(・・・カッコつけ過ぎかも知れないが)

« インド浪花節 | トップページ | 年賀欠礼 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ぜひ、聴かせてください

なんか、やっぱりロックですね!

強烈なのお願いします!!

>cheemaru様
いろいろと試していきます(^^)基本、シンプルかつストレート路線でいくことになると思います。どうぞヨロシク☆

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503578/53386405

この記事へのトラックバック一覧です: 平成廿三年:

« インド浪花節 | トップページ | 年賀欠礼 »