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『反骨のブッダ』

  • 高山龍智: 『反骨のブッダ』インドによみがえる本来の仏教(コスモトゥーワン出版)

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輝く時

輝く時
新年の幕開けはこのブログに似つかわしくない(笑)、
あでやかな花嫁の笑顔から始めよう。
上に紹介した書影は、ブライダル業界誌、
『HOTERES Wedding ホテレスウエディング』
(株式会社ウエディングジョブ。隔月刊)
ウエディングプランナー・サポートマガジンの今号。

www.wedding-job.com
60ページからの「WORLDWIDE WEDDING」コーナーに
“宗教によって異なるインドの婚礼スタイル”と題して、
拙が紹介役として登場させていただいている。
今回の記事では、特にインド北西部カシミール地方の
イスラム教徒の結婚式を取り上げた。掲載した写真は
すべて現地で撮影したものだ。

かの地を拙が訪れたのは『9.11』事件後、全世界的に
イスラム過激派によるテロが横行していた頃だった。
ここで、カシミールの近現代史を少々・・・。
大英帝国からインドが独立する際、宗教紛争によって
パキスタンとバングラデシュ(東パキスタン)の三国に
分離したのはご承知の通り。
これらインド文化の特徴ともいえる宗教共同体の問題
を、英国側はかなり大雑把に捉えていたきらいがあり、
カシミールについては住民のほとんどがイスラム教徒
であったにも関わらず、領主がヒンドゥーだったために
インド領と決めた。以来燻り続けてきた住民の不満が
『9.11』をきっかけに表面化。拙が訪れた当時は、街の
到る処に兵士が立ち、監視の目を光らせていた。
そんな中で、異国の異教徒たる拙を暖かく迎え入れて
くれたのが今回紹介した写真の婚礼一家。
伝統と信仰に則った婚儀を、あたかも親族同然に包み
隠さず、すべてを見せてくれたのだった。

祝いの宴は、生命からほとばしる「うた」。
唱える神の名こそ異なれど、人が生き、巡り合い、愛が
生まれ、そして結ばれる。その営みに、一体どれほどの
違いがあろうか。

式の導師(イマーム。イスラム僧)が帰り際に言った。
「神様に間違いはありませんよ。間違った信じ方をする
人間がいるだけです」

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