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『たこちん』

『たこちん』
写真は、親鸞聖人鏡御影の前でポーズを決めた
“東北復興ダコ『ゆめ多幸鎮』オクトパス君”
春彼岸御中日、復興支援イヴェント会場の一角、
バザーの品々の中に彼はいた。
「頭の感じが他人のような気がしないので」
と、拙は早速トモダチになってもらった。
「むかしは蛸漁が盛んな町だったんですよ」
南三陸からお越し下さった方が言った。
「子供の頃はね、漁の時期になると、親の仕事を
手伝うため学校が休みになったくらいでした」
津波が、すべてを奪った。

さて、オクトパス君。見た目に反し、持ってみると
意外にもずっしりとくる(600g)。
彼の主な仕事は、文鎮。
鎮める、置くとパス(合格)、災いはパス・・・。
これらに込められた復興の祈り。 愛嬌あふれる
彼の顔は、柔軟であるがゆえに壊れざる金剛の
決意を表していると拙は思っている。
蛸は柔らかい。そして足を切られても再生する。
まさに復興の象徴ではないか。

親鸞の顔も心なしかほころんでいるように見える。
「いし かわら つぶてのごとくなる われらなり」
(『唯信鈔文意』)
民衆と泣き笑いを共にし、あたかも転がる石礫の
ごとく生き、我と汝ではなく「われら」と称した煩悩
具足の親鸞にとってオクトパス君もまた、われら、
であるはずだ。

「町の大半が壊滅的な被害を受けた人々は希望
を失い、不安ばかりが募る一方で、もう一度町を
復興したい、亡くなった多くの人たちのためにも生
き残った者たちで元気なふるさとを取り戻したい」
(“『ゆめ多幸鎮』ものがたり”より)
オクトパス君は、現代の「野辺の地蔵」なのだ。

『南三陸復興ダコの会』

http://ms-octopus.jp/

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