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人間に戻る道

人間に戻る道
人間に戻る道
去る4月14日、関東某所にて在日インド仏教徒に
よる『アンベードカル博士生誕祭』が開かれた。
昨年は東日本大震災の発生によって見送られた
ため、一年空けての開催となった。
それもあってか今回にかける彼らの意気込みは
例年に増して熱く、それぞれが出し物を用意する
など、趣向を凝らした内容となった。
日本人参加者を想定して日本文の解説を付けた
イラストによるスライドショー、男の子が日本語で
演じた一人芝居『はぁ~い♪僕アンベードカル』、
奥様トリオによる仏教聖歌の奉唱、etc。
初めてご参加いただいた日本の方からも、
「いい意味で素人の手作り感があって良かった」
とのご感想をいただいた。

そう、手作り、なのだ。
彼ら日本で暮らすインド仏教徒達は父母の代に
佐々井秀嶺師と出会い、今日に至る仏教復興の
歴史を一つ一つ手作りで築き上げてきたのだ。
インドの宿痾たるカースト制度のもと、数千年の
長きに渡り、けがれた存在として差別されてきた
彼らが、アンベードカル博士の指し示した道、
「ヒンドゥー教から仏教へ改宗して、人間に戻る」
を自らの意志で選び、佐々井師の指導を受けて
遥か遠い日本までやってきたのである。
「Dhamma Diksha(改宗)」
それはいわゆる“宗旨替え”の如き軽いものでは
ない。アンベードカルと対立したガンディーが、
「改宗なんて自殺行為だ」
と吐き捨てたことからも分かるように、差別を受け
入れて生き伸びることの否定に他ならない。

そんな彼らの思いが込められた式典に、日本の
某団体が二組、何を考えてか、参加した。
(後で仏教徒に聞いたら、そのうち一つの団体は
式典最初のパーリ語勤行を“宗旨が違う”とやら
の理由でボイコットしたらしい。いやはや)

・・・まあ、好きなようにすればいいさ。
佐々井師ならきっと豪快に笑い飛ばすことだろう。
ジャイ・ビーム!

 ※在日インド仏教徒が運営するアンベードカル
 国際教育協会(BAIAE)の公式サイト。
 http://www.baiae.org/

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コメント

「人間に戻る」
とてつもなく重い
すごい言葉ですね

命がけで実現させた
アンベードカル博士・佐々井秀嶺師
心から尊敬します

ジャイ・ビーム!


>cheemaru様
拙は法話で「今日はアンベードカル博士ひとりの誕生日ではありません。改宗は再生ですよね。だから我々みんなの誕生日なんです」と話しました。

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