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大震災三回忌

大震災三回忌
大震災三回忌
大震災三回忌
去る3月11日(月)、宮城県亘理郡山元町において地元の
皆様とご一緒に東日本大震災三回忌法要を勤めさせて
いただきました。合掌。
前日の夜から現地入りする予定が、時ならぬ暴風により
常磐線・東北本線が運休、一時仙台で足留めされた。
運行再開後、被災者の方が途中駅まで車で迎えに来て
くださり無事に到着することができた。感謝に堪えない。
明けて当日。早朝から強風が吹き荒れ、立っていると体
を持って行かれるほどだった。それにも増して、身を切る
ような寒さが被災地を押し包んだ。

町内各所で三回忌をお勤めする。
拙は、風の音に負けじと声を張って読経。自分にできる
ことはそういう姿を見ていただくことしかない。
仏教の“ぶつ”という字は、ニンベン(=人間)なのである。
ひとりの人間にできることの範囲は、哀しいほど狭い。
大事なのは、その範囲を本気で愛することだ。

津波で園児が犠牲となった保育所に置かれていた仮の
献花台を『お焚き上げ』させていただいた時、関西から
来ているボランティアの方がこう言ってくださった。
「めっちゃ失礼な言い方やて分かってますけど、和尚の
お経聞いとったら、なんや“たのしゅう”なりましたわ」
坊主冥利に尽きるお言葉だった。

帰途に就く前の晩、これまで頑張ってきた地元復興団体
の元リーダーと徹夜で語らった。
お互いに酒の勢いもあり、怒鳴り合う場面すらあったが、
それもまた善き哉。煩悩は生きる力なのだ。

「ソワカ」。梵語:Svahaの音写。意味は、幸あれ。
…Be happy。

【写真上】介護施設:梅香園跡地に立つ慰霊碑。
【中】山元町立東保育所跡地において埋経供養。般若
心経一巻を被災地の土中に納経。
【下】3月11日夕刻より仮設住宅にてキャンドル献灯。

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