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復興の聖誕祭

聖誕祭
聖誕祭
聖誕祭
去る4月14日、関東某所にて在日インド仏教徒による
『第122回アンベードカル博士聖誕祭』が開かれた。
Bhim Rao Ambedkar。(1891年4月14日生)
インド国憲法起草者にして仏教復興運動の先達。
自らが被抑圧者階級いわゆる“不可触民”に生まれ、
ヒンドゥー教のカースト制度の中で数限りない差別を
受けながらも米英に留学、博士号を取得。
インド帰国後、人間解放運動に着手。被差別民衆の
圧倒的な支持を得ていく。大英帝国からの独立後は
初代法務大臣に就任、
「あらゆる国民はカースト、宗教、出身地などに関わ
りなく、皆ひとしく平等な権利を有する」
と明記した近代憲法を作り上げた。
しかし、その後も高位階級から被抑圧者への差別と
虐待は止まず(今現在も続いている!)、ヒンドゥー教
の枠組みの中での改革に失望したアンベードカルは
1956年、数十万の民衆と共に、人間平等を説く仏教
に改宗。インド仏教復興を宣言するも同年12月6日、
帰らぬ人となった。
インド民衆はこの“20世紀を代表する巨人”を
「Baba Saheb(聖者様)」
と最大の敬称をもって呼び、仏教徒は
「Bodhisattva(菩薩)」
と呼んで敬愛、崇拝しているのである。
昨年、インドのCNN系IBNテレビ番組で三ヶ月に及ぶ
視聴者投票の結果「最も偉大なインド人」に選ばれた
アンベードカル博士。

https://www.youtube.com/watch?v=g7FvKKdfSAo&feature=youtube_gdata_player
名優アミターブ・バッチャンが「Baba Saheb」と。

日本を含む外国では、インドのイメージ・キャラクター
としてガンディーのほうが有名であるが、それは彼が
多数派強者=Majority、Majorの側にいたからである。
これに対してアンベードカルは少数派弱者=Minority
側の人間であったため文字通りMinorな扱いを受けて
いる。だが、アンベードカルの仏教改宗と復興宣言に
関してガンディーが公式に発表したコメント、
「Suicidal leave to HINDU fold」
この冷酷さが、すべての真実を語っているだろう。

現在、日本で暮らすインド仏教徒は、50世帯を越す。
合い言葉は「Jay Bhim(ジャイ・ビーム)!」

【写真上】今年日本で開かれた聖誕祭にて、ブッダと
アンベードカルの肖像画に供えられた東日本大震災
被災地復興支援Tシャツ。
【中】会場に展示されたアンベードカルの写真。
【下】仏教徒婦人会による聖歌奉唱。

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