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2014年6月

銀嶺の覇者

銀嶺の覇者
銀嶺の覇者
銀嶺の覇者
カーストの最底辺から、世界の最高峰へ…。
13才の少女が
エヴェレストを制覇した。
マラーヴァト・プールナ。少数部族(被抑圧階
級)に生を受けた彼女の名は、文字通り世界の
頂点に刻まれたのであった。その、敬愛して
やまぬアンベードカル博士の慈顔と共に。
去る5月25日、エヴェレスト登頂史上最年少の
女性となったマラーヴァトは、銀嶺に立ち、
「わあ☆すっごぉ~い♪」
そして彼女はインド国旗を掲揚し、また仏教
復興と人間解放の先達:アンベードカル博士
の肖像画を白銀世界に奉献した。

マラーヴァトが登ったルートは、ネパールの
登山規則によって、困難なチベット側からを
選ばざる得なかった。
経験豊富な登山家らに導かれ、同じく被抑圧
階級出身の少年アーナンド(16才)とグループ
で最高峰を目指した。
「初めは怖かったけど、かなりトレーニング
もやったし、諦めようとか思わなかったわ」
グループが山頂を極める十日前、ネパール側
に起きた大雪崩は、多くの犠牲者を出した。
だが、少女には目的があった。
「あたしみたいに、生まれた血筋だけで差別
されてる子がインドにはたくさんいるの…。
だから、あたしの頑張りを見てみんなが元気
になってくれたらなぁって。エヴェレストに
登れるなんて、めったにないチャンスだし。
だけどぉ、お母さんが作ってくれたお弁当の
フライドチキン、山で食べられなかったのが
ちょー残念!」

マラーヴァトの両親はインド南部アンドーラ
プラデシュ州の小さな部族の村で農業労働者
として働いている。親と担任教師に励まされ、
野外活動の研修に取り組んだ彼女は、最高峰
制覇に備え、高地のダージリンやラダックで
厳しい訓練を受けた。
そして世界の頂点に立った少女の感想。
「見渡す限り、ぜんぶ山。とっても綺麗!」
《source:BBC News 他》

【動画】
○最高峰を目指し断崖に挑むマラーヴァト
http://www.youtube.com/watch?v=g_p1VdX68d4&feature=share&list=UU3T87w87vAz5UhFulUx24Qw

○同行のクマール君が撮影した登頂の瞬間
http://www.youtube.com/watch?v=rW_6eO6VMpk&feature=share&list=UU3T87w87vAz5UhFulUx24Qw&index=2

日本の御用インド学者が、どれほどかの国の
闇を揉み消そうとも、また一部の日本の仏教
僧侶が、如何に「わが宗の教義と異なるから」
とアンベードカル博士を黙殺しようとも、今
現にこうして被抑圧階級(Dalit)の少女が博士
の示した『無碍の白道』を歩み、銀嶺の覇者
となったのである。

13才の少女は白銀の天界で法華経に説かれた
竜女となった。ジャイ・ビーム!

【写真上】アンベードカル博士の肖像の前で
記者会見するマラーヴァト・プールナ(中央)。
【中】登山の途中で。
【下】青年時代のアンベードカル。

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